湖のほとりで私とマリンエンジェモンは恐い顔をしたインプモンの前で正座している。
インプモンが鬼畜だよ!
「だいたいな、お前たちは真剣な空気をなんでいちいち壊すんだ!おかしいだろ!空気を読め!」
『えー、私はそんな空気気にしないよ!むしろ、ぶっ壊してやんよ!ね、マリンエンジェモン!』
「ね!奈留!みたいな!」
マリンエンジェモンと顔を合わせてねーっと笑う。
そしたらインプモンに叩かれた。
「奈留ちゃん?」
『ごめんなさいごめんなさい。だから、ちゃん付けしないでください。』
ニッコリと笑いながら私の名前を呼ぶインプモンは目が笑ってなくてとっても怖かった。
思わず私も涙目だよ!
涙目の私を無視してインプモンはグダグダと私とマリンエンジェモンに説教する。
ちなみに、マリンエンジェモンは眠そうに目を擦ってました。
『もう分かったからトコモンくん迎えに行こーよー』
「あ?…ったく、しょうがねぇなぁ。トコモンが可哀想だしな。」
やっと解放してもらえて立とうとする。
でも、それは無理だった。
『ひっ、っあ、うっきゃぁぁぁぁあ!!』
「なんだ?!」
「奈留?!どうしたの??!」
思わず涙目になって、大声で叫びながらその場にへたり込んだ。