「マリンエンジェモン!」
「なぁにー?なんかあったのみたいなぁ?」


ガキを守ってたマリンエンジェモンの名前を叫ぶ。
すると、あの野郎のんきにピッコロモンとしゃべってやがった。


「あっ!お前は!」
「今は光子郎の相手してるヒマはねぇから悪いな。」


俺を見たとたんに光子郎がなんか言ってたけど相手してるヒマはねぇ。

マリンエンジェモンはのん気すぎんだよ。


「っ?!奈留!?ちょっと!ベルゼブモン!奈留になにがあったの!?」
「「「「「奈留/さん/くん?!」」」」」「姉さん!」
「ちっ、めんどくせぇな。ピッコロモン、選ばれし子どもをそこから出すなよ。マリンエンジェモンは来い。後で話す。」
「わかった。」
「了解っピ!」
「待て!」


ピッコロモンから了解の言葉を聞いて俺も頷く。

マリンエンジェモンはマズイな。いつもの口癖がねぇ。あいつは奈留に依存してるところがあるからな。

選ばれし子どもたちは悪いがシカトする。
後で会うだろうしな。


「グォォオォオォ!!!」
「てめぇは潰す。」


俺と奈留に向かってファイヤーブレスをしてきたティラノモンをカオスフレアで倒す。
俺が一体倒したところで太一が来た。


「な、なんだ?!」
「太一さん!ティラノモンを倒してください!早く僕たちをここから出して!姉さんが!姉さんが!」


必死に叫びながら、ここから出せとうるさい光子郎を無視して、太一を見る。


「あぁ。やっと来たのか。後はお前がやれ。俺たちとはまた後で会うだろう。あぁ、お前たちは助けを求められたらソイツを助けろよ。それが奈留に会う道にもなる。まあ、詳しいことはトコモンが知ってるはずだ。トコモン、奈留が言っていたことをみんなに教えてやれ。」
「奈留のことなら心配しないでよ。僕たちが守るからね。」


俺とマリンエンジェモンは選ばれし子どもたちにそう言い捨てるともともと目指すはずだったピラミッドへ向かった。

後ろから聞こえた声は無視した。

mae ato
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