光子郎とヤマトが紋章を探しに出て何時間か経った頃ーー
「ったく、ほらさっさと起きろ。」
『んん…はよ…ごぜーます……』
「おはよーっみたいなっ!」
私はインプモンに布団を剥ぎ取られて目が覚める。
インプモンひどい。鬼畜。
睡眠 いず いんぽーたんと!
「ほら、変なこと言ってねぇで飯食わねぇのか? 」
『食べるーっ!』
「インプモンおかわりーみたいなっ!」
私より先に目が覚めて朝ご飯を食べていたマリンエンジェモンはさらにおかわりをしていた。
マリンエンジェモンずるい!
マリンエンジェモンに負けないように、ご飯をもぐもぐと食べていると、ヤマトと光子郎のことを思い出す。
……んん?あ…忘れてた…
マリンエンジェモンにあの子たち頼まなくちゃ!
『むぐっむきゅ、にゅ、あむもきゅ』
「いや、なに言ってんのかわかんねぇから。」
「ん!わかったよ!ヤマトと光子郎を守ればいいんだよねっ!みたいな!」
『んぐっ、ごく。ありがと!マリンエンジェモン!』
「なんでわかんだよぉぉおぉおおぉおおお!!俺か!?わからない俺がおかしいのか?!」
インプモンには親指をぐっと立てておいた。ら、orzのポーズをしてておもしろかったとでも言っておく(キリッ
▽▲
マリンエンジェモンにヤマトと光子郎をお願いして、ピッコロモンに空たちのことを聞いてから私とインプモンはこれからのことについて話しあった。
とりあえずはピラミッドに行くっていうことになったとたんに、ピッコロモンの結界の壊れる感じがした。
『っ、インプモン!ベルゼブモンBMに進化!いつでも戦えるようにしといて!いまからエテモンの攻撃来るから!ピッコロモンと選ばれし子どもたちは絶対守って!』
「わかった。…が、俺はあいつらよりお前を優先するからな。」
『!私ね、インプモンのそういうとこ大好きよん!』
そして私が見たのは私が知っているのとは違うモノ。
シラナイ世界。