『死ね!百万回死ね!!わたしのモルジアナに手を出したお前は死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで罪を償え!!!』 激昂したラミア様が叫ぶ。 怒りに満ちた瞳からは、ギラギラとした憎悪が感じられる。 誰も、奴隷を助けようとはしない。 だって、ラミア様のモルジアナ様に手を出したのが悪いのだから。 モルジアナ様は私たちと同じ奴隷。 ですが、ラミア様の寵愛をその一身に受けている特別な奴隷。 私たちなどが、モルジアナ様と言葉を交わそうものならば、ラミア様は嫉妬に狂った瞳で私たちを殺すでしょう。 それはしょうがないこと。 ラミア様は、深く深く狂ったようにモルジアナ様を愛しています。 モルジアナ様がいることによって、私たちは奴隷としての身分を忘れ、生きていられる。 ラミア様はもともと奴隷には執着しませんでした。彼女の父は私たちを使っていましたけど。ラミア様は自分の父に何かを言われない限り、決して私たちを使おうとはしませんでした。 奴隷の私たちにも自由があったのです。 モルジアナ様が来てからは、ラミア様は父親に言われても、私たちを構うことはしなくなりました。モルジアナ様だけを認識するようになったのです。 ラミア様の世界とも言えるべきモルジアナ様。 そんなモルジアナ様に手を出した奴隷の男が、ラミア様に殺されそうになってる。 どこかおかしいところがありますか? 人の世界を壊そうとしたのです。 どこも、おかしくはありません。 ラミア様とモルジアナ様。 彼女たちは愛しあってるのですから! ザシュッ あ、男の首が落ちた。 奴隷Side |