便利な10回復お菓子シリーズ


「こちらはレオリオ。私はクラピカだ。よろしく頼む。」
「よろしく頼むぜ。」
『あ、いえ。こちらこそ。わたしのことはひよりと呼んでくださいね。』
「ああ。」


なんかキルアくんと行動してたら、こんなことに。

こんなはずではなかったんですけど…

まあ、なっちゃったものはしょうがない。
なにより助手さんがお友達できて楽しそうなのでいいです。

グォォオオ、グォォオオ、とまるで怪獣のような鳴き声が小屋の中から聞こえる。

どうでもいいですけど、疲れました。ひっじょーに。
精神的な疲れですかね?

なあんて思って、カバンから10回復チョコ(わたしのお菓子と妖精さんの薬が夢のコラボした体力が回復するという優れもののチョコバージョンです。チョコの他にもたくさんの10回復お菓子シリーズがあります)を取り出す。


『あ、レオリオさんとクラピカさんも食べます?』
「お、くれるのか?悪いな!」
「おい、レオリオ。少しは遠慮したらどうだ。」
『いいんですよ。はい、クラピカさんも。』


にっこりと笑って10回復チョコを渡す。

ううーん。やっぱり疲れた時は10回復チョコですよね!


「……(僕も欲しい)」
『え?助手さんも欲しいんですか?』
「……(コクリ)」


頷いた助手さんの頭を撫でながら「しょうがないですねぇ」なんて言って、カバンから10回復チョコを取り出すと、包み紙を剥がすて、あーんと口を開けてる助手さんの口に入れた。

いやん、助手さん可愛い。

なあんて思いながら、モグモグと食べてる助手さんを見てると視線を感じたので、そちらを見る。


『えぇっと、なんですか?』
「お前とジョシュって…なんでもねぇや。」
「ひよりさんは、ジョシュの言ってることわかるんだね!」
『え?あぁ、まあ。』


ちょっとだけキルアくんの言っていることが気になったけど、途中から入ってきたゴンくんの言葉に頷いた。


ちなみに20回復お菓子もあります

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