一次試験終了です


一次試験終了です。
早い?いいんです。だって、走ってるだけでしたから。絵的に地味でした。
途中、変態ピエロが試験管にトランプ飛ばしたり、殺人とか起こしてたみたいですけど、関係ありませんから。

だって、さっさとわたしは行きましたので。
とりあえず今は妖精さんに会いたいです…


「……!(ひより!)」
『わっ、』


二次試験会場に着くと、思いっきり助手さんが抱き着いてくる。

…あ、ほんとに思いっきり。
なんか痛いです。


『どうしたんですか?』
「……(さみしかった)」
『きゅんっ』


助手さん可愛い助手さん可愛い。

ギュッと助手さんを抱き締め返して、助手さんの頭をグリグリと堪能。変態じゃないですからね。変態ではありません。ちなみに、助手さんの身長はわたしよりも小さいので、わたしの胸くらいしかありません。そんなところも可愛いです。


『助手さんかーわーいーいー』
「あ、ひより見つけたんだ。」
『キルアくん、』



グリグリと助手さんを可愛がっていると、キルアくんがわたしたちのところに来た。

さすがゾルディック。全然疲れてないですね。


『あれ?ゴンくんはどうしたんですか?』
「ゴンなら、クラ…って、わかんないか。知り合い助けに行った。」
『あぁ…』


さすが主人公。主人公は主人公でも、わたしとは大違いですね。キラキラですね。体育会系ですね。


「てか、ひよりってなんかお菓子持ってない?走ったらお腹空いた。」
『うーん…手軽に食べられるものなら…アメでいいですか?』
「おう!」


なんだこれ、可愛い。

助手さんとすっかり仲良くなったのか、キルアくんがわたしをあまり警戒してない。可愛い。
銀髪のキルアくんと金髪の助手さんのペアって反則じゃないですか?反則ですよね。可愛さ的に。わたし、悩殺ですよ。


「!これ、うまい!」
『あ、本当ですか?お口にあってよかったです。』


自分も自分も、と口を開けてる助手さんの口にポンとアメ玉をいれながら、キルアくんに笑顔を見せる。

ちなみに、このアメ玉は妖精さんが作った植物から取れました。妖精さんは自分では、お菓子を作れませんけど、妖精さんが作ったものは、お菓子を作れるのです。



妖精さんはニュアンスで生きてるので

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