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『えっと…』
「お前、」


ジュダルくんに迫られる。
ウーゴくんウーゴくん、バレちゃった場合は潔く答えたほうがいいのかなあ?

なんて、ここにいる訳がないウーゴくんに心の中で助けを求める。

すると、その願いが通じたかのように、バンッと扉が開いた。


『ぁ…』
「紅炎じゃん」
「ジュダル…女が目を覚ましたら呼べと言っただろう」
「わりぃ、忘れてた。」


扉の前には、私が気絶したときに目の前にいた男の人。

ジュダルくんの気がそれたことは嬉しいんだけど…

はて?紅炎って聞いたことある気がする。
それに、ここは一体どこ?


『えっと…』
「俺の名は紅炎。この国の皇子だ。」
『あぁ、そういえ……え?』
「なんだよ、お前知らなかったのか?ちなみに俺はこの国の神官だぜ?」
『……!?』


アラジン、ウーゴくん。
私、なんだかとてつもなく変なことになってる気がしてならないよ。

今の自分の状況にわけがわからないまま、ここにいもしないウーゴくんとアラジンに助けを求めた。




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