子育て日記 ジュダル編

「花!」
『あらまぁ。どうしたの?ジュダル、甘えん坊だねぇ。』


数年前、何故か知らない人たちに呼ばれ、この世界に来た私。
それから、ジュダルを育て始めて、ジュダルは立派な神官?になったみたいです。

子どもが立派に仕事に就けて嬉しい。


「今日は花に会うために、早く仕事終わらせて来たんだぜ!」
『ジュダルはいい子だね。』


私の腰に抱き着いたジュダルの頭を優しく撫でる。
ジュダルが立派になったから、帰れるのかと思いきや、私は何故か煌帝国のお客として、部屋の一室を与えてもらってる。

うーん。いつになったら、私は帰れるんだろう…


「…花、なに考えてんだ?」
『んー。久しぶりに料理でも作りたいなぁって思って。』
「!なら、俺ハンバーグ食いてぇ!」
『ふふ。なら、お願いしてキッチン借りようね。』
「おう!」


私が笑うと、ジュダルが嬉しそうにはにかみながら、笑みを零す。

さて。久しぶりに手料理を振る舞っちゃおうかな。


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