アラジン 4歳

最近はもう、立って歩けて喋れるようにまでなったアラジン。
立って歩けるようになったアラジンは、やんちゃ盛りで、最近はウーゴくんにイタズラしたりするから大変(ウーゴくんが。)

アラジンはすくすく育ち中です。


「いだだだだっ!」
「うーごくん!はやくはやく!」


今も、アラジンはウーゴくんの背中に乗ってお馬さんごっこ。ウーゴくんは髪を引っ張られて痛そう。


『アラジン、あんまりウーゴくんをイジメちゃダメだよ。』
「ちがうの!ウーゴくんはぼくのものとろうとしゅるの!」


私の言葉に、口を膨らませてぷーんと怒るアラジン。
“アラジンのもの”って、なんかあったっけ?


『えー?ウーゴくん、そんなことしたの?』
「してないよ!」
「してるもん!」
「いだだだだっ!」


そう言って、またウーゴくんの髪を引っ張り始めたアラジンに苦笑いが零れる。

そのうち、ウーゴくんの目が涙目になってきたので、ウーゴくんの背中に乗っていたアラジンを抱き上げて、床に立たせる。
それから両肩に手をおいた。


『でもね、アラジン。だからって、暴力はダメだよ。アラジンも痛いのイヤでしょ?』
「うん…」
『じゃあ、ほら。ウーゴくんと話し合ってきなさい。ちゃんと仲直りできたら、今日は美味しいおやつ作ってあげるから。』
「!うん!」


元気よく頷くと、ウーゴくんの手を引っ張って、アラジンは私から離れたところに行ってしまった。

私には聞かせられない内容なのかな、と思いつつ、隠し事なんて可愛い行為に笑みが零れる。

やっぱり、アラジンも成長してるんだよねぇ。




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