メニアックだったりするらしいのです。(10/18)
『すごーい!広いね!』
御狐神くんにマンションを案内してもらい中。
うーん。なんで御狐神くんって、わたしと一緒に来たのに、マンションにこんなに詳しいんだろ。
『わたしねー、お姉ちゃんと一緒にお風呂入りたいのー』
「ふん。蝶々がそこまで言うなら、入ってやらないことはない。」
「蝶々さま、僕ならいつでも蝶々さまのお背中お流ししますよ。」
『う?』
「君はしなくていい!」
御狐神くんの言葉に、どういう意味か聞こうとしたら、お姉ちゃんに御狐神くんから庇うように抱き締められる。
えへへ。お姉ちゃんに抱き締められるの嬉しい。
ばさっ
そんなことをしていると、何かが落ちた音。
「ん?」
『おねーさん、だいじょぶですかー?』
「メ…っ」
首を傾げて、お姉さんのところまで行くとお姉さんは衝撃的な顔をしてた。
と、とたんに、抱き締められる。
『む?』
「メニアーック!!黒髪パッツン色白リボンちびっこロリ巨乳ニーソ着用…しかも双子!黒髪パッツン色白つり目ちびっこで細いのにプニプニ黒タイツ着用…あなたたちヤバいわよ?!はぁはぁはぁはぁはぁ…」
「君は誰だ!!」
このお姉さん、だぁれ?
てゆか、ロリ巨乳とニーソってなぁに?
なんだかお姉さんから、出される言葉が呪文に聞こえるよ…
「彼女はSSの雪小路野ばらさん。この方たちは、白鬼院蝶々さまと、白鬼院凜々蝶さまです。」
「蝶々ちゃんに凜々蝶ちゃん…メニアック。」
ぐいぐいと雪小路さんの服の裾を引っ張る。
「どうしたの?」
『雪小路さん、ロリ巨乳とメニアックってなぁに?』
「いやぁん!純粋!あたしのことは野ばらお姉さんでいいわよ!」
『野ばらお姉さん?』
「そうよ。二人とも、仲良くしましょ。もちろん、性的な意味でねー」
「(性的な意味で!?)」
そう言って、野ばらお姉さんは立ち去ってしまった。
…結局、ロリ巨乳とメニアックってどういう意味?
「清々しい程に、素直な方ですよね。」
「君も変わらないんじゃないか?」
とりあえず、今度辞書で調べてみよ。
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