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あれから私と団蔵くんはだいぶ打ち解けて、たくさんお話をした。
団蔵くんからは、きりちゃんのお話をたくさん聞かせてもらえて楽しかった。
そんなことをしているうちに、ゴーンと授業終了の鐘が鳴る。
『あっ、鐘鳴ったね。』
「ホントだ。じゃあ、くの一教室戻ろうぜ!」
『うんっ!』
ギュッときりちゃんにやるみたいに、団蔵くんと手を繋ぐ。
すると、となりからは戸惑いの声。
?なんでだろー?
『?あっ、手ぇ繋ぐのヤダ…?』
「え?あ、ううん!違くて、ただ、驚いただけだから…、」
『よかったぁ!じゃあ、行こ!』
「うん!」
私と団蔵くんは今度こそ本当にくのいち教室まで戻った。
戻ると、そこには地獄のようでした。
「『なんだこれ?』」
なんで忍たまのみんなボロボロなんだろ?
「1年は組帰るぞー!」
えっ?もう帰っちゃうの?
きりちゃんと団蔵くんにまたねって言わなくちゃ!
『きりちゃん!団蔵くん!またお話しようね!』
「あぁ。学園生活慣れたらアルバイトもしような!あと、雪兎が話がってたことも聞くからな。」
「雪兎ちゃんまたね!」
ポンポンときりちゃんが私を撫でる。
へへ、きりちゃんになでて貰っちゃった!
団蔵くんも返事してくれたしよかったー!
「雪兎!」
『どうしたの?ユキちゃん、トモミちゃん、おシゲちゃん。』
きりちゃんに撫でられたことに喜んでいると、なんだか驚いたような三人の声に振り向く。
「あんたお団子に下剤入れなかったの!?」
『へ?』
「そうでしゅよ!罠にも掛けてなかったみたいですし」
『?罠って何の話?』
次々と言われる言葉に、ぐるぐると目を廻す。
え?え?本当になんのこと?
「あー知らなかったのね……」
「それならしょうがないわね。」
「雪兎ちゃんらしいでしゅ……」
えっ?なんかしなくちゃダメだったの!?
私、聞いてないよー!
………説明中………
『うそっ!知らなかったよう……』
「まあ、大丈夫よ。」
「そうよ。しょうがないわ」
「元気出してください!」
『うぅ…ありがとう……』
今度は頑張って罠にかけねば!
そんな一大決心をした今日この頃。