私の大好きな家族 [ 8/25 ]
あれから二年がたちました。
三歳の姿になっていた私はもう五歳です。
母ちゃんは、いっつも元気で優しくて、ホントのお母さんみたい。
でも、お母さんよりも元気で怒ると怖いんだよ。
父ちゃんは、物知りであったかくって、母ちゃんのことが大好きなんだよ。
お父さんと比べるとね、父ちゃんの方が物静かで落ち着きがあるの。
きりちゃんは、いっつも私のこと、妹あつかいするの。私のほうが、年上なのに。でも、私にしたら弟みたいでかわいいんだ。
それに、みんな私を大事にしてくれるの。
今のかぞくは、私が氷女でも気にしないでやさしくしてくれてうれしいよ。
利用なんてしないで、私を一人のにんげんとして見てくれるの。
お母さんとお父さんのことは、ずっとわすれないし、ころされたこともわすれない。
でもね、それをぜーんぶ考えても私は今、しあわせです。
それにね!
かぞくみーんなで私の氷泪石持ってるから、ぜったいバラバラになっても、だいじょうぶなんだよ!
お父さんとお母さんにも、あげたかったな。
私は今しあわせだから、お父さんとお母さんも天国でしあわせにいてね。
お父さんとお母さんがしあわせなら、私もしあわせだもん。
みーんなだいすき!