あいらぶにっぽん!


さて、私はなにを隠そう日本大好きッ子である。
容姿は金髪碧眼という日本からかけ離れた姿なんだけど。

あ、元は日本人だったんだよ?生粋の!黒髪黒眼!
まあ、それがなんだかフヨフヨと幽霊やら悪霊やらが漂ってる世界に転生という名の生まれ変わりをしてしまい、さらにそれが漫画の登場人物でしたー。

なんて、笑えなぁぁぁぁぁあいい!!!!!!

それで私がどんだけ悩んだことか…!!
今は解決したってそういうことじゃぁないんだよ!!

まあ、そんなわけで私、元日本人の名前ちゃんはゴーストハントという漫画のジョン・ブラウンに成り代わっちゃいました。

くそっ、せめて日本人で成り代わりお願いしたかった…!!
しかも性別違うやーん…

うん。まあ、そんな私が今やることは、犯罪を止めることだよね。


私の目の前には車に轢かれ、血だらけの少年。
もっというなら、車はわんもあ少年を轢こうとしてる。
あかんだろー。それはあかんー。


てゆーか、私のらぶりー日本でそんな犯罪やらせるかぁぁぁぁあああ!!!!!!


少年に覆い被さってキッと車を睨みつける。
すると車は私たちに当たらず違う方向へ走っていった。
よし、よくやった私。ほめてつかわす。

ちなみに私は超能力(笑)を使える。
ので、今の車は超能力でちょーっと進行方向ずらしました。てへぺろ。
ちなみに車の番号は完璧に覚えました。完っ璧☆

とりあえず血だらけの少年がこのままじゃ死ぬので、力を込めて少年に手を翳す。ポゥ…とした光が少年を包む。

すると、少年の血が止まって息も安定してきた。

それによしっ!とガッツポーズをして懐から携帯を取り出す。


『あ、もしもし?』


もちろん、かけた先は警察。

場所と車のナンバーを言うと、私はさっさとその場をさった。

やん。私ったらまるでヒーローじゃん。




ジョン!私はジョンの代わりにはなれないけど、ジョンの代わりになれるように頑張るよ!
ジョンの優しさとか温かさとかは残念ながら私に備わってないけどね!

私はジョンのために頑張るよ!



ちなみに、このあとで力を使いすぎた私が救急車で運ばれたのは完っ璧な余談である。


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