間に合ってます。 13


ララは変態腹黒美少年だったよーです。

やだ。美味しい要素盛り沢山ですね!びーえる的にも、乙女ゲーム的にも!お腹いっぱい!


「あ。お前らの姫とかゆーやつに、言っといてね。もしも、この先名前に手ェ出したら、お前らの星滅ぼすから。」


ララ特製機械らしいトイレに(ララに殴られてボロボロな)宇宙人を流すと、クルリとララがこちらを向く。

てゆーか、やっぱり親子だね!
お父たまと同じこと言ってらっしゃる!やば、切実に関わりたくないです。


「……」
『あの、ララ、?』
「…………」
『……降ろしてくれないんですか?』


ジッと私を見つめたまま、考えこんでるララを見る。

私、下着姿なんですけど!
なんでそんな凝視してるんですかぁぁあ!!


「……名前。」
『(イヤな予感しかしない。)』
「このまま、触手プレイしよう。」
『真顔らめぇぇええ!!』


そう言ったララは本気の目をしていました。


「え…じゃあ、降ろすしかないの、?」
『え?降ろさない気なんですか?』
「だって、名前の格好すごくエロくて、俺、やりたくなったんだけど。」


なにをやりたくなったかとは聞きません。なにをやりたくなったかとは聞きません。大事なことなので二回言いました。

聞いたら、私の貞操は終了の合図です。

そしてララの顔がものっそいエロいんですけど。
舌舐めずりをしながら、私に近付くララに背中がゾクリとする。


『ひやぁっ、』
「名前かーわい!」
『ちょ、ララ?!』


なんかやられると思って身構えたら、ただ抱き締められただけだった。

なんかララが胸に顔を埋めてるのは突っ込むべきですか。あ、通常運転?ですよねー。


「処女、無事でよかったね。」
『っ、ら、らっ!胸に顔をうずめたまま、しゃべら、ないでっ、』
「しょーがないなぁ。」
『ひぁあんっ!』


この男…!

私の胸から離れたかと思えば、私の胸をペロリと舐めた。

ひわぁぁぁああいいい!!


「大丈夫だよ。僕は名前のこと無理矢理犯したりしないから。」
『……へ?』


そっと私から触手を外しながら、ララが笑う。


「そのうち、名前から求めてね。」


にっこりと笑うララはいつものララで、美少年に違いなかった。


『…って、どこ触ってんの!』
「どこって…お尻?」
『さっき、無理矢理しないって言ってたのは誰ですか!』
「無理矢理はしないよ。けど、名前をその気にさせるために頑張らないと。ね?」


ね?じゃない、ね?じゃないぃぃい!!かわい子ぶっても、ダメなものはダメですからぁぁあ!!


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bkm
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