そんなこんなで逃げてきました。
本田名前十六歳です。
てゆか、クラスメイトにも休憩していいよ、って言われてから来たんだけどね!
マジ、私のクラスメイトいい子ばっか!
もうまじぷぎゃーなんだけど。ワロスワロスなんだけど。
元宮さん一行は由希と花ちゃんと魚ちゃんに丸投げしてきた。
魚ちゃん花ちゃんは元宮さんに引っ付かれてて、心なしか目に殺意が篭ってた。恐ろしや恐ろしや。
そして、私は現在なにをするかと言うと、
『もしもーし!』
【名前…?どうしたの?】
慊人に電話なう。
『いやーいろいろあってね。慊人の声も聞きたかったし!』
【僕も聞きたかったよ。…ちょっとだけだけど。】
『慊人かーわい!』
【かっ…!可愛いとか言うな!】
いや、だって可愛いんだもの。
なにこのツンデレさん。
私、こんな可愛い子を嫁にしたいです。
【そういえば、今日って文化祭とかいうやつじゃなかったけ。元宮になにかされなかった?】
『そだよー。私は元宮さんになにもされてないけど、由希の被害がひどいかな!』
それはもう。
なんか抱き着かれたりいろいろしてたし。
あ、ちゃんと写メは撮ったよwww
今度子姿の由希にフリフリスカート着せて写メとろーっと。
【そう…まあ、由希なら大丈夫じゃない?】
『慊人適当www』
【だって名前じゃないならどうでもいいし。】
やだ、私って愛されてるわぁ。
慊人の言葉にデレデレとしつつ、そういえば、と私は思い出したことがあった。
『そーいえば、草摩の人二人来てたよ。』
【……そう。】
『…ねぇ、慊人。』
【ん?】
『今度二人でデートしよ!』
【……は?】
意味がわからないとでも言うような慊人の言葉に、私は次々と提案を出す。
『散歩もしたいし、私としてはショッピング行きたいな。慊人の服選びたい!あとね、グレープ半分ことかもしたいし、夜は私が家でなんか振舞うよ!まあ、家には由希くんとお父さんいるかもしれないけどね。絶対楽しいよ!』
【……名前って人の話聞かないよね。】
『あれ?なんでそんな話に?』
【ふ…あはは!うん。今度二人だけで出掛けよう。楽しみ。】
やけに素直な慊人に私はすごく満足です。
てか可愛いー。萌えー。
とりあえず、週末は私と慊人二人きりのデートをすることになりました。wktkだわ!!
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bkm