まあ、そんなこんなで文化祭当日。
準備期間に由希が先輩からフリフリの可愛いスカートをもらってたことが一番面白かったです。
由希がすごーく嫌そうだったのは心の中に秘めておくことにする。
スルーではないと言い張る。
で、文化祭で私のクラスはすごい繁盛してた。
元宮さんがネコさんおにぎり作ったのにスルーされてたワロタwww
まあ、元宮さんって、原作の登場人物としかしゃべらないから嫌われてるしねwww
え?私?もちろんクラスのみんなに愛されてるよ。
だって透は愛されキャラだしwww
「名前ちゃんのおかげで大繁盛だよ。」
「そうそう。名前ちゃん、今朝早くから来ておにぎり作り頑張ってたもんね!」
『そ、そんなことないです!一番貢献してくれたのは、由希くんですよっ!』
私のことを褒めてくれた男子生徒と女子生徒に、顔を赤くしながらとんでもない!と手を目の前で振る。
にこやかーに笑ってくれる二人はいい人だよね。本当に。
ちなみに、私が由希のことを名前で呼んでもみんなは普通でした。あ、由希ファンクラブと元宮さんだけすごく睨んできたかな?
まあ、でも、私ってばクラスのマスコットキャラクターだし。人徳だよね、人徳www
『ほら、今だって可愛いかっこうして、客寄せしてくださってます…!』
私の視線の先には女装した由希。
やば、可愛いwww
下手したら透より可愛いんじゃないのwww
「Du lieber Himmel ! 」
そんなことを考えていると周りに響いたドイツ語。
ちなみになにいってんのか知らない。
てか…チッ。
先日の恨みがフツフツと沸いてくるぜ…!
私の心は狭いですがなにか?
「なーに怒ってんだ?」
「名前君は笑顔が素敵よ…?」
『!…えへ。ちょっと昨日のこと思い出して!』
ちょんっ、と眉間をさしたうおちゃんにニコッと笑う。
いけないいけない。今の私はみんなのマスコット本田名前ちゃんなんだから。
私は透私は透。いえすっ!私は透!
「怒ってたと思ったら、今度はガッツポーズし始めたわ…発作かしら?」
「そんな名前の写メがここに。」
「あとで、私にも送って…?私のも送るわ」
「いいぜ!」
後ろで何か変な商売が始まっていたことは気にしないことにする。
私は透暗示が終わって顔をあげると、
『ブハッ!』
これ、なんて茶番劇wwwww
兎憑きと元宮さんと辰憑きのせいで思わず素をだしてしまった。
もうやだwww
くだらなすぎるワロタwww
詳しくはNEXTだよ!
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bkm