原作?なにそれおいしいの? 20


慊人とデートなう!


「あ、それも似合う。」
『わぁーありがと…じゃなくて!なんで私のファッションショーになってるの!』
「それとそれと、それと…やっぱりそこにある服、全部もら、」『やめてーーっっ!!!』


でも、前途多難。

慊人に可愛い格好をさせるために来たショッピングモール。

ちなみに、周りには美少女と美男子のデートとかで写メ撮られちゃったwww
中身こんなんでごめんねーwww
てゆか、その写メ私にください。

いや、そんなこと言ってる場合じゃないや。


慊人がこのままではお金持ち買いをしてしまいそーです!せんせー!


『とゆーわけで落ち着きんしゃい!』
「僕は落ち着いてるけど。」


な ん で す と w w w


『いやいやいや。笑えない笑えない。』
「?なに言ってるんだ?」
『とーにーかーくー!慊人が服を買いに来たのに、なんで私の服買ってるのー!』
「だって、ここ女物の服だし。」


それを狙ってたんだよ!!
絶対女バージョンの慊人可愛いのに!

ね?ね?そう思うよね!


「あ、あとそこから…いや、もう全部もら『らめぇぇぇええ!!!』


とりあえず、慊人をとどまらせなくては!
てか、だんだんとギャラリーが増えてる!


『慊人。とりあえず買い物中止!』
「なんで?」
『なーんーでーもー!』


むんずっと慊人の手首を掴んでとにかく、そのショッピングモールから出た。


ムスッとしたままの慊人さん。
いやん。そんな目で見ないでーwww


「全部、名前に似合ってたのに…」
『だからって、あんなのしちゃらめぇぇえ!!』
「あはは、名前可愛い。」
『え、唐突すぎる。』


私が必死で止めてるのに、慊人は笑って私の身体を抱き締める。

どうしてそうなったwww


『慊人の女の子姿見たかったのに!!』
「それなら、今度一緒にお風呂入る?」
『そういう意味じゃない…!』


拳を握って、私は今度絶対に慊人に女の子の服を着せることを誓った。


「あ、」
『ん?慊人、どうかした?』


突然、慊人が口を開いて、すごく嫌そうな顔をした。
そこに目を向けると、いました。いちゃいました。
草摩の人間が。しかも、えー…


「っ、紫呉…っ、」


性悪最低男じゃないですか。



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bkm
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