とゆーわけで、慊人から許しももらえたので由希くんは我が家に住むことになりました。ドンドンパフパフー。
ちなみに、慊人が女なのがよっぽどショックだったのか由希くんはあのあと動かなかった。
そんなわけで私の家に由希くんが住むことになりました。
お父さん?お父さんは「息子ができたみたいです」って嬉しそうだったよ!
そんなお父さんが私は大好きです。
まあ、一緒に住んでるんだから一緒に学校行くよね。ってことで、一緒に学校に行ったら絡まれた。
誰にって……
「なんでアンタが由希と一緒に登校してんの?!意味わかんない!!それにうおちゃんとはなちゃんもアンタのこと親友とか言ってるし…!!!私が主人公なのに!」
透ポジション成り代わりに?
なんか朝行って顔合わせた途端、トイレに連れ込まれた。
トイレってwwwどこの時代の不良少女www
心の中で大爆笑なのは仕方ない。
『あ、あの、由希くんは、お父さんの知人の方に頼まれて預かってるだけですよ…?』
「うざいうざいうざい!!!!透とちょっと似てるからって調子乗るんじゃねぇよ!」
『透…?』
その言葉にコテリと可愛らしく首を傾げる。
意外だったなぁ。
元宮さんって私のこと全然気付いてないと思ったら、透と似てるってことには気付いてるんだ。
そこまで気付いたら私が透の成り代わりだって気付いたらいいのにwww
『それより、元宮さんなんだか様子が変ですよ…?いつもとなんか違います…』
私より幾分か背の高い元宮さんを上目遣いで見る。
心の中では、さすが中二病wwwとか思ってるのは秘密です。
まあ、絶対にバレないと思うけど。
だって、透の演技なら慣れたもんだし。
「っ、うるさいわよ!!!!わかってるんでしょうね!このこと誰かに言ったりしたら…」
『?』
「……殺すわよ。」
ぼそり、私に耳打ちした元宮さんからは本気を感じた。
まあ、別に気にしないけど。
ぶっちゃけ無理でしょwww
俯いた私になにを勘違いしたのか、ふんっと鼻を鳴らすとトイレから出て行った。
とたん、ブハッと堪えきれなかった笑いが出る。
『あはは!!ウケるwww殺すとかwwwどこの中二病wwwまじDQNwww』
あーたのしっ!
元宮さん、やっぱり面白いなww
とりあえず、私のことを心配してるうおちゃんとはなちゃんに早く安心させてあげよっ!
ルンルンと弾む足で私は教室に向かった。
prev next
bkm