今日は一日とくに変わりはなかった。
いつもと同じ日常。
万斎と次に潰す組織について話したり、また子に貞操を狙われたり、武市がロリコンだったり、また子に貞操を狙われたり。
あれ?私って女の子だよね?なんでまた子に貞操狙われるんだろう…、
まあ、それも毎回のことだから気にしない。
気にしたら駄目だと思う。
そんなことがあって布団に入った。
布団に、入ったんだよ。
『なんで私はベッドの中にいるの?』
キョロキョロと辺りを見渡してみるけど、ここはどうみても私の部屋なんかじゃなくて、ずっと昔に私がいたところにあった現代の家。
懐かしい、
そう思って横にあった刀を持って立ち上がる。
寝室の扉を開けるとそこは二階だったようで、すぐ近くには下におりる階段があった。
人の気配もないようなので、念のため刀をいつでも帯刀できるように持つと、おそるおそる下におりた。
『(誰もいない…)』
気配もなんにもない。
リビングには誰かが生活していたような跡もなかった。
ほんとにここはどこなんだろう。
ふと、テーブルの上を見ると何か紙がおいてある。
それを手にとってみると【そこには高杉名前ちゃんへ】と書かれた手紙だった。
…あんまり開けたくない。
そう思うけど、手がかりはこの手紙だけだし見なくちゃ駄目なんだろうな。
仕方なしに手紙を開ける。
『……………、』
僕神様だよ☆
あ、もし崇めたかったらいつでも崇めてもいいからね!
でね、君のことなんだけど、ちょっとした手違いでこっちに送っちゃった☆ミ
理由はね、なんかまた違う世界で高杉晋助に成り代わりたい!っていう女の子がいて、その子がしつこいからしょうがなく、しょうがなーく成り代わらせようと思って、違う世界の高杉晋助を連れてこようとしたら、間違えて名前ちゃん連れてきちゃった☆
ごめんね☆許してね(^人^)
(ちなみに、実は名前ちゃんが高杉晋助に成り代わったことは手違いだったり…(´∀`)<テヘ)
で、君には当分この世界で生活してもらうから!
あ、お金と戸籍と住む場所は心配しないでね!
僕がちゃーんと用意したよ!崇めてもいいよ!
中学校にはちゃんと行かないと駄目だよ?義務教育だからね!
では!ばっははーい☆
神様より
P.S.
僕のことは気軽に崇めてくれてもいいからねっ☆
グシャリ、
紙を捻り潰した。
え、てゆか、なに、手違いって、
この神とやらは斬られたいの?え、斬っていいんだよね?
つか、コロす。
鬼兵隊の全総力を持って殺す。
また、新たに目標ができた日だった。
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bkm