それから私たちは自分たちの道を歩んだ。
私の前世の知識通りに銀時は万屋を、小太郎は穏便なテロリストとして、辰馬は快援隊として活動し始めた。
私は晋助とは違うけど、市民に悪行を働く組織を潰していたらテロリストとして幕府に指名手配をされてしまった。
でも、別に後悔はしてない。
街を歩くと顔見知りの人は私を匿ってくれるし、挨拶だってしてくれる。
それに、銀時とは違う仲間とも出逢えた。
だから、私は今幸せなんだってはっきりと言える。
幼い頃、晋助に成り代わって精神的に堕ちていた私を救ってくれた先生。
先生が幕府に殺されたとき、私を泣かしてくれた銀時と小太郎と辰馬。
辰馬は先生のことなんて知らないのに。
私は、人が好き。
今なら、そう言える。
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bkm