原作?なにそれおいしいの? 4




『ただいま。』
「お邪魔します…」


ビクビクしながら私の家に入る草摩由希くんにクスリと笑う。
なんか可愛いww

そんなことを考えながら草摩由希くんをリビングまで案内する。
それから私はエプロンをつけた。


『お父さんとお母さんは今いないから適当に寛いでいいよ。ご飯はカレーでもいい?昨日の残りなんだけど。』
「あ…大丈夫だよ。」


草摩由希くんの言葉に安心してニコリと笑みを零す
やっぱり私、草摩由希くんの性格好きな方なんだよねー。顔も可愛いし。


『そう?よかった。あ、その間にお風呂入ってきなよ。服はお父さんの用意しとくね。』
「え、でも、悪いから…」
『気にしないでいいよ。私が好きでやってることだし。ね?』
「…じゃあ、遠慮なく。」
『はい。どうぞ。』


私は草摩由希くんをお風呂場に案内すると、お父さんの服やら下着やらを置いてキッチンに向かった。

…本当は女装させたかったのは秘密であるww



由希Side

なんで俺はこんなことになってるんだろう。
好きな女の子の家でお風呂…

それにしたって、

「本田さん、スキありすぎ…」


俺のことを男と思ってなさそうな本田さんにちょっとだけ悲しくなる。


『草摩くん、ここに服置いとくね。』
「えっ、あ、うんっ、」


…ほんと、悲しくなる。

お風呂から出て本田さんのお父さんのであるという服を着る。
それからいい匂いのするリビングに向かう。


「本田さん、お風呂出たよ。」
『あ、了解。カレーとサラダ用意したんだけど、食べられる?』
「うん。大丈夫。」


俺の言葉に本田さんはフワリと微笑むと、キッチンに向かった。

っ〜〜〜、可愛い…!

にやけそうになるのを我慢して本田さんのエプロン姿を見る。


「あ、本田さん、手伝うよ。」
『ほんと?ありがと。』


俺がそう言って本田さんがよそった皿を持つと、本田さんは安心したよう笑う。

そういえば、

「本田さんって学校にいる時と家にいる時って雰囲気違うよね。」
『え、』
「あ、」

ポンッ

『は、ね、ずみ、?』


やってしまった。


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bkm
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