■ 諸事情により連載打ち切り。
ルーチェ・ハルモニア改め、ルーチェ・キャメロットになりました。
本当あり得ないんだけど。
「僕たちが結婚したみたいだねぇ」
『あはは。面白いね、それ。』
「は?ロード、お前陽奈多とは姉妹だから結婚できないだろ?まあ、俺は陽奈多と叔父と姪の関係だから結婚できるけどな。」
「僕と陽奈多は結婚しなくたってラブラブだからいいのぉ」
もう私の意見なんて聞かずに二人でやっててください。
私を巻き込むのやめてよ、ほんと。
私の腕を引っ張りながら、言い争う二人にため息が零れる。
つーか、どっちも近親婚だから。
できないよ、結婚。
そしてしないよ、結婚。
『…てか、私、お母さんの顔知らない』
「お母様ぁ?どうでもいいでしょお?陽奈多には僕がいるんだからぁ」
「トリシアのことなんてどうでもいいだろ?俺がいるんだからな。」
おまえら言ってること同じなんだよ。
思わず、口が悪くなったのもご愛嬌。えへへ。
てゆーか、どうやって私を養女にしたんだろう。
私の親死んでるし、祖父母の顔なんて知らないし、親戚の顔すら知らないんだけど。
あれ?私って、正式に帰る家無くした?
『うわぁ…』
「陽奈多、これでずうっと一緒だよねぇ」
「陽奈多が若い身体を保ったまま、俺たちと一生いる術もある。」
「「愛してる」」
だから、重いんだよ。あんたら。
耳に息を吹きかけて囁いてくる二人に叫びたくなる。
てゆか、ティキ。
どういうこと?え?私、四十代で死ぬ予定だよ?そんな長く生きる気力ないよ?
ドン、二人に押し倒される。
『え、ちょっ、ま、』
「陽奈多、もう待てないよぉ?」
「俺たちも我慢してたんだぜ?」
「陽奈多のこと、ずうっと食べたかったんだぁ。いいよねぇ?」
や ば い !
これは本気で私の貞操の危機。
冗談抜きで、これはやばい。
一人ずつならまだしも、二人いっきって、私のことどんな超人だとお思い?
無理無理無理無理!絶対無理!!
『ロード、ティキ、やめっ、て、』
「俺もずいぶん我慢したんだって。充分待ってやっただろ?」
「ディッキーにさんせえ」
あ、私、もう無理だ。
抵抗虚しく、ロードに軟禁されて約半年。
とうとう私の貞操は奪われてしまいましたとさ。チャンチャン。
……マジでこの連載やめていい?
私の精神ダメージ半端ない。
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