■ 本気で、私の貞操の危機です。
なんだか最近、私が軟禁されてる場所が騒がしくなってきた。
すごく、イヤな予感がする。
だって、甘党とか双子とかいるんだもん。
あれ?原作?
出来れば、てか絶対に関わりたくない。
あんな人外の戦いの場にいたら、私死ぬ。
それだけは絶対に阻止しなくちゃ。私のために。
とりあえず、甘党とか双子には会わないように引きこもろうと思う。
この部屋って、トイレもお風呂もついてるから、引きこもりするにはバッチリなんだよね。
ロードが本気で監禁する気だったとか、全力で気にしない。
とゆーわけで、寝よ。
▽
夢の中で、私は幸せだった。
ヤンデレもいない、金持ちのニート生活。
ちょっとだけ、何かが足りない気がしたけど、死亡フラグもなく幸せだったので、気にしないことにした。
ロードいないことに違和感とか、本気で私も危ない。
そんな自分を不安に思いつつ、気持ち良く寝てた私。
の、はずなのに息苦しさで目が覚めた。
…なんでー。
『…んっ、』
目の前には顔。
近過ぎてよく見えない。
けど、私が見知らぬ人にキスをされてるのだけは分かる。
……なんで?
とりあえず、相手の胸をバンバン叩いて、離してくださいと意思表示。
『んぁっ…、ンッ…、』
それなのに、何故か舌が私の口の中に入ってくる。
…これ、ロードとかにバレたら絶対死ぬ。最悪だ。
しかも、これってば複数犯なんだけど。
私にキスしてる人と下腹部を触る人。
やば、本気で私の貞操の危機。
初めてが複数とかやだよ。
これは本気でヤバイと、自由が効く手で本気で男を引き離そうと、引っ掻いてみる。
したら、
「…チッ、」
両手を頭上でまとめられた。
え、本気で貞操の危機だ。
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