▽ 死ぬのが恐かった。けど、逢いたかった
数十年後ーー
勇気のある一人の少年が悪の帝王を倒した。
悪の帝王は戦いに敗れた。
しかし彼は後悔はなかった。
死にたい。死にたくない。
彼女に逢いたい、
でも死ぬのが恐い、
誰かに殺してほしかった。
「、ハリー…ぁりがとぅ……」
だから彼が最期に放った言葉は感謝。
何もない真っ白な部屋。
目の前には恋い焦がれた彼女が、ずっと変わらない笑顔で僕を待っていた。
『トム!愛してるわ!』
「僕も愛してるよ。」
やっと逢えた。
prev
/
next
[
back to top
]
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -