人形劇


辛い。苦しい。なんで?死にたい。痛い。憎い。殺したい。


そんな聲が私の頭の中に流れる。


『ねぇ。辛いの?苦しいの?死にたいの?憎い?殺したい?』
「っ、」
『あはは!図星だよね!大丈夫!別に私はキミに興味なんてないから!虐めなんてめんどくさいことしないし!』


私の目の前には仲間だと信じていた人にボコボコにされてぼろぼろな男の子の姿。
私はそれを見てクスクスと嗤う。


『一人は嫌?一人はさみしい?一人は辛い?』

こくり。

男の子は弱々しく頷く。


『そうだよね!私もおんなじ!だからね、助けてあげる!私もキミと一緒に虐められてあげる!あはは!これでキミは一人じゃないね!あ、でも勘違いしないでね?私は私の為だけに動くの。キミは関係ないよ?こぉんな楽しそうなこと私も体験してみたいし!あ、でもキミが望むなら助けてあげるよ?』

よろしくね!仁王雅治くん!


私はそう言ってにんまりと嗤った。


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bkm
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