たまには、外に出るのもいいかもしれない。

そう思った私馬鹿。本当に馬鹿。


「あれ？ナマエ？」
『ゴンゴーン！！』
「ナマエ！なんで逃げてんだよ！」
『キルキルもはろー！』


なんとゴンに会った。
とゆーことで、ゴンに思いっきり抱き着いた。ら、キルアにゴンから引っぺがされた。

……はっ！これは、あれですね！ヤキモチですねわかりますぅぅうう！！ゴンキルゴン美味しいですもぐもぐ。


『どうぞ二人でラブラブおーけー！』
「……名前、あいつに電話するぞ。」
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。私関係のことじゃなかったら、喜べたのに、なんで私関係のことで電話するんだこのやろー。』
「名前、本音が出てるよ？」
『てへ☆』
「電話する。」
『すいませんでしたぁぁああ！！！！』


ちょっとふざけたら、キルアの目が本気だった。
本気で、イルミさんに電話するつもりだった。

イルキルだったら大歓迎なのにね！

とりあえず、キルアの目が怖かったので、スライディング土下座。ただの土下座じゃなくて、スライディング土下座。

プライド？なにそれおいしいの？


「お前…」
『え、なんでそんな引いた目で見られるのー。』


キルアの引いた目に、ひどく心が痛みました。


▽


そして正座なう！


「へーぇ。じゃあ、お前は俺があいつにお仕置きされてる間、遊んでたんだな？」


お仕置きってなんかエロティック！
てゆーか、どんなことされたのかそこらへん詳しく教えて欲しいぃぃいい！！イルキルイルキル！！くそぅ！私がその場にいたら、カメラまわしとくのに！！ちょっと誰かタイムマシンぷりーず！！

てゆーか、キルアくんこぁぁぁあああいい!!!!


「……はぁ。まあ、俺が連れ出して、ちゃんと守れなかったのが悪かったんだし。」
『キルアくん…！』
「とりあえず逃げたなら、ぜっっったいあいつに捕まんなよ。」


そのキルアの言葉にイヤな予感がする。

あれ？イルミくん、もしかして、まだ私のこと捜してる感じですか？嘘でしょ？


「あいつ、ナマエのこと見つけたら、監禁するつもりだぜ。」
『嘘ぉぉぉおおおおお？？！！！！』


監禁？！監禁って言った？！
嘘んんんんんんん？？？！！！


『犯罪いくない！』
「それ、キルアたちはいまさらじゃない？」
「だよな。俺んち、暗殺一家だし。」
『そうだけども！！』


監禁と暗殺じゃ違う！違うでしょ！
うわぁぁあぁ、家に帰りたぁあああ…

あ、家って言っても、ハンター世界じゃない方ね。
イルキルhshsレオクラhshsヒソゴンhshsしても怒られない世界ね！
ああ、萌え不足。


「名前？名前ー」
「ダメだこいつ。どっかいってるな。」


失礼な！聞こえてるわい！
ただ脳内妄想が忙しくて、無視してるだけだもん！

脳内でCPを作りあげながら、私はクラピカの部屋に引きこもることを決意した。

監禁されたら、たまんないもんね！