金盞花に哭く


好き、大好きだよ、シロくん。
例え、わたしの想いが一生叶わなくても、わたしは貴方を愛してる。

その想いは、彼に伝えることなく消えて去ってしまったけど。


わたしは死神です。
でも、わたしは神様がいると信じてる。
だって、わたしたち死神なんていう、人間と区別するものを作ったのは神様でしょう?
だから、わたしに懺悔をさせてください。


ねぇ、神様。
わたしは悪い子です。

彼に愛されてる片割れを、わたしは怨み、妬みました。

大切なわたしの半身なのに。

わたしは醜いです。
表面上はニコニコと笑っていても、内に拡がる感情は負の感情ばかりでした。

彼への気持ちがなくなれば、わたしは片割れを恨めしいなんて思うことなかったのに、わたしは彼への想いが抑えられなった。

ねぇ、神様。
だからなのでしょうか。


わたしはこの世界にいらない“登場人物”でした。


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bkm
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