なにゆえですか! 12


ネメシスさんをまいて学校に着くと、すごい爆発音。
ネメシスさんをまいた後に、またゾンビに追いかけられたりと大変だったけど、割愛です。

爆発音に急いでマットお兄さんと一緒に学校の中に入る。
ちなみにクイーンちゃんは、お疲れーでゲーム機で、眠ってます。


すると、いたのはアリスお姉さんと、あと女の子と、女の人……あれ?あの人ゲームに出てきた人に似てる。


「マット!名前!」
『アリスお姉さーーん!!』
「おいおい…ずいぶんとひどいな。」


マットお兄さんが、辺りを見渡しながら嫌な顔をしてるとなりで、ギューっとアリスお姉さんに抱き着く。

ふへへ、お胸がお得ですな!


「貴方たち、どうしてここにいるの?」
「最初にいたところに、アンデッドが集まり出したんだ。」


アリスお姉さんとマットお兄さんがお話してる横で、私は女の子と、ゲームに出てきた人に似てるお姉さんににこぉっと笑ってご挨拶する。


『あ、はじめましてー!私、名前って言いますー!』
「え、っと、わたしはアンジェラ。アンジーって呼んで。」
「ジル・バレンタインよ。」
『じゃあ、アンジーちゃんとジルお姉さんだね!よろしくねっ!』


ブンブンと二人の手を握って笑う。

すると、ガタリと扉の開く音。
はて?と扉の方を見ると、お兄さん二人がそこにいた。

片方のお兄さんは……なんですとっ!
ものっそい物騒なものをアリスお姉さんに向けていらっしゃる!


『アリスお姉さん!』
「……仲間何人いるの?」


は?とでも言いそうなお兄さん二人に、アリスお姉さんはどこか違うところを見る。
それに私も一緒にアリスお姉さんの方を見ようとすると、マットお兄さんに目を塞がれた。


『ふぎゃんっ!』
「お前は見なくていい。」
『ちぇー!』


口を尖らせながら文句を言うと、マットお兄さんに小突かれたので我慢する。

ちぇー。ちょっと気になったんだけどなぁ。


外に出るとプルルと電話がなる。

ちなみに、お兄さん二人の名前はカルロスお兄さんとL.Jお兄さんって言うんだって!

アリスお姉さんが電話なう!
その間に私とアンジーちゃんとジルお姉さんにクイーンちゃんを紹介。


【レッド・クイーンよ。人工知能なの。】
「わたし、人工知能なんて見るのはじめてよ。」
「すごいわね。貴方が作ったの?」
『うーうん!違うよ!たまたま出逢ったのー。すごくいい子なんだ!』


ニコニコ笑ってクイーンちゃんを紹介すると、何故かジルお姉さんに微笑まれながら、撫で撫でされる。

うん。なんだかわかんないけど、頭撫でられるの好きだからいいや!


私がニコニコしながら、ジルお姉さんに撫でられてる横で、クイーンちゃんたちが悶えてたのは知らない。


「「【(かっ、かわい…!)】」」


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bkm
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