なにゆえですか! 2


それから…えーっと、何日かわからないけど、たくさん日が過ぎました。

某ポケットにはいるモンスターゲームをやってたら、何日とかわからないよね!よくあるある。
そしてやっぱりイーブイ可愛いっ!ふへへ!
私のパーティーはブイパだぜぃ!

クイーンちゃんはよく一緒にお話します。ただ、クイーンちゃんはよく恥ずかしいこと言うから、アレかな。
照れるんだよね!てへ!でも、クイーンちゃん好きだよ!優しいし可愛いもん!

そしてある日、クイーンちゃんが何か慌ただしくなった。
と、思ったら、檻の中の電気が止まった。

なにゆえー!

某ポケットにはいるモンスターゲームの充電ができないよーっ!


『クイーンちゃん?クイーンちゃーん?』


大声を出してもクイーンちゃんが来ない。

あれー?いつもはすぐに来るのになぁ…

とか、思ったら、私の周りに何かがうろちょろと集まり出した。

………?あれはなんですぞ?
私には皆目検討もつきませぬ。
てゆか、つきたくないですぞ。

とか、思っていると、檻をガンガンとし始める何か。

え?てか、この何かって、


『ゾンビですとーーーっ!』


なにゆえですかーーーっ!
クイーンちゃーーーんんっ!!

とりあえず、某ポケットにはいるモンスターゲームをやめて辺りをキョロキョロと見渡す。

ゼロですっ!生存者ゼロですっ!
ゾンビおんりー!ゾンビ以外私には見えませぬーっ!なにゆえですかーっ!

まあ、とりあえず騒いでいても仕方ないので、ここで待てすることに。
大丈夫、クイーンちゃんがここは安全って言ってたし。

なんでクイーンちゃんを信じるか?
だって、クイーンちゃんしか知ってる人いないんだもん!

当たり前田のクラッカーだよ!

そんなことを考えながら、また某ポケットにはいるモンスターゲームをしていると、クイーンちゃんが来た。


『あ、クイーンちゃん!』
【ごめんなさい、名前。】
『?どうしたの?』
【わたしが守るって言ったのに、無理みたいなの…】
『どこかに行っちゃうの?』


私の言葉にクイーンちゃんは悲しそうな笑顔を見せるだけ。


『ねぇ、クイーンちゃん。私、クイーンちゃん大好きだからクイーンちゃんのこと忘れないよ。クイーンちゃんがいなくなっても、クイーンちゃんは私の友達だもんっ!むしろ親友っ!』
【っ、名前…、待ってて。すぐに、ここから出してくれる人が来るわ。名前、わたし、名前のこと、愛して、】


ぷっつり。
クイーンちゃんは、消えた。

茫然とその場を見ていると、ポトポトと目から落ちる涙。


『……っ、…うぁぁぁあんんんっ!!!!』


クイーンちゃん、クイーンちゃん。

今までありがとう。ありがとう。
なんだかすっごく悲しいや。

一人だけだったのにな。
頼れる人。


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bkm
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