泰然自若 5


昨日はあいちゃんとお風呂入って、さらには一緒に寝てハスハスでした!
やっべ!私、今ならなんでも出来る気がすんよ!
とゆーわけで!


『景吾ー、本当にマネージャーやらなくちゃダメー?』
「ダメだ。」
『ちっ、』


景吾に頼んでみたけどダメだった。
景吾のくせに生意気な!
マネージャーとかやーだーよー
あ、でも宗くんいるならいいかもしれない。
宗くんは優しいんだよ!優しさ100%!


『しょうがないから宗くんのために頑張るね!』
「ウ、ウス」
『宗くん可愛い!』
「……おい」
『まじ、宗くん私の嫁!めっちゃ可愛い!もう失われつつある大和撫子とは君のことだ!』


ちなみに今はIN生徒会室!
生徒会室のソファーで宗くんに抱きついてる。
景吾?あえての放置ですけど何か?
すると、景吾がいじやけ始めた。


『景吾くん?落ち着け。もちつけ。いじやけるとか景吾くんはキング(笑)なんでしょ!ほら、景吾のために(二割程度)マネージャーやってあげるからね!』
「………本当か?」
『Yes!realy!』
「ふん!当たり前だ!」


なんだこの子。可愛い。
が、めんどくさいな。

そんな感じでマネージャーフラグは折れなかった!
なんだかんだで景吾に甘いんだよね。私。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

「今日からテニス部マネージャーになる酢乙女名前だ。」
『酢乙女名前です。よろしくお願いします。』


私の目の前には驚くように目を見開いているテニス部。
そんなに私がマネージャーをやることって驚くことなの?

それより一人だけにやけてんのが気になるのよー


『景吾』


隣に立つ景吾以外には聴こえないようにそっと耳打ちする。


「なんだ?」
『なんかすっごいニヤニヤしてる子がいるんだけど。帰りたいんだけど。』
「………まあ、大丈夫だろ。」


景吾くん、景吾くん。
今の君の不安そうな言葉がさらに私の不安を煽ったからね。


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bkm
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