泰然自若 4


『あいちゃぁぁぁあぁああぁあんん!!!』
「名前お姉様!」


私のあいちゃん世界一ぃぃいぃいい!!

景吾からあいちゃんが来る話を聞いて学校を早退しようとしたら景吾にめっちゃくちゃ説教されたのでちゃんと学校終わってからあいちゃんに会いに来たよ!
景吾の説教とか長くてめんどい。
あいつ案外真面目ってゆーか優等生。
まあ、私も優等生だがな!


「お姉様!お久しぶりですわ!」
『うん、うん。久しぶりだねぇ。』


私はそう言って近くまで走ってきたあいちゃんを抱き上げて頬ずりする。
あいちゃんはそんなことされてもニコニコと笑っている。
さすが私のあいちゃん!私がこんなことされたらソイツぶん殴ってるよ!


「名前様、」
『あっ!黒磯さんも久しぶり!』


黒磯さんはあいちゃんのボディーガードの人だよ!
私は前世で黒づくめって呼んでました!←
つか、ぶっちゃけ名前あんの知らなかったかんね!


「お久しぶりでございます。名前様はこちらにお住まいに?」
『あれ?景吾から聞いてないの?』
「景吾様からはなにも…」


なんだと!私、景吾にちゃんとお母さんたちに言っといてって言ったのに!
景吾 the 役立たず!


『まっ、いいけど。私、今日からあいちゃんと一緒に住むから。あ、でも中学は氷帝行くしかない。』
「は、?」
「これからは名前お姉様と住めるんですの?!」


黒磯さんの言葉をかき消してあいちゃんが叫んだ。
私はそれににっこりと笑う。
あぁん!もう私のあいちゃん可愛い!


『そうだよー!学校は東京のだけど、家はここだからね!私はもうあいちゃんと離れない!』
「お姉様……!」
『あいちゃん……!』


私たちはそう言ってがしっと抱き合ったのであった。
隣りにいた黒磯さんが呆れるような顔してたとか気にしないから!


「今日はあいと一緒にお風呂に入ってください!」
『大歓迎です!』
「あ、あと、あいと一緒に寝てくれますか…、?」
『っ…!い、いいともー!』


上目遣いでお願いするあいちゃんを見て鼻血を出しそうになりながらも笑顔を保った私は勇者だと思う。


prev next

bkm
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -