もうやだぁあ! 4


私inハンター試験

いやいやいやいや、なんでだよ!
私、昨日はイルミもいなくて1人優雅にベッドを占領して気持ちよーく寝てたんだけど!
私が混乱しながら浮遊感を感じていると何か声が聞こえた。
あれ?何故に浮遊感?んん?


「あ、ナマエ目ぇ覚めた?」
『……キルアくん?なんで私はキルアくんにお姫様抱っこされてんの?え?』
「あっ、悪い!」
『いだっ!』


私の言葉にキルアは顔を赤くして私の身体を落とした。それをイルミにやったら完璧!
イルキル!イルキル!ごめんなさい。自重します。
けどね痛いから!
さっき腰打ったよ!泣きそう!


『で、なんで私こんな怖いとこいるの?帰りた…あ、いやいや今のナシ。イルミくん怖い。』
「俺が連れ出してやったんだから感謝しろよなー」
『やだよ!なんでこんな変なとこにぃぃいいいぃいい!うわぁぁあぁぁあああん!』
「お、落ち着けって、」


私が叫び泣くと、周りにいるイカツイ男たちが私を見てくる。
キルアくんが私をゾルディック家から出してくれたのは感謝してるけど、なんでハンター試験なのぉぉぉおおお!うわぁぁあぁぁああん!怖いよぉぉぉおおお!


『ひぐっ…キルアくん、許さんからな。』
「悪かったって!そんな泣くなよ。…あ、さっき飲みもん貰ったからいる?」


それは二十回も試験を受けてる性格悪ジジイから貰ったものじゃないのかい?
なんでそんなものを私に勧めるんだ!キルアくんの馬鹿ぁぁぁああ!


『いらない!私かe「ジリリリリリリリリリ!!!!!!!!」………』


たぶん私の今の格好orzみたいな感じ。
鳴っちゃった。鳴っちゃったよ。
ベルが鳴ったことに動揺して周りをキョロキョロ見渡したら見てしまった。見てしまったんだよ。
ギタラクルもといイルミを!!!!!!!
しかも、バッチリ目が合ったぁぁあぁぁああぁあぁ!
思わず私は目を反らす。
あ、あ、あ、なんか後ろからすっごい視線が痛い。


「ナマエ?どうしたんだよ。すっげえ震えてるぞ?」
『き、キルアくん、私、走れないし帰りたいよぉ』
「俺が守るから大丈夫だって!」


そういうことじゃないのよぉぉぉおぉぉおぉぉぉお!!キルアくんの馬鹿ぁぁああぁあぁぁあぁ!

私の叫びも虚しく私はキルアと一緒にハンター試験を受けることになってしまった。
ちなみに番号は98番でした。まる。


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