最強なーう。 8


蜜柑ちゃん、無事にアリス学園入学しましたー!どんどんぱふぱふー!

…え?昨日あったこと?
うん。私に言えるのは流架くんはヤンデレで棗くんは過保護で鳴海せんせーはロリコンってことかな☆

大人になっても鳴海せんせーみたくはなりたくないね!まあ、精神年齢は大人なんだけども!


ちなみに今日。
私はおサボりです。嘘です。
引きこもりなう!

なんてゆーか、昨日疲れちゃって。
なので、今日は一日中寝てたいと思うよ!
おやすみ!

とか、思ったら。


「名前ちゃーん。サボりはいけないよ。」
『なんで、』


ロリコン…じゃなくて、鳴海せんせーがここに?
あれ?鍵閉めたはずなんだけどな。
うん?あれれ?


「今からでも、学校行こうね。」
『いや、ちょっと頭痛いんですよ!』
「それとも…」
『?』
「一緒に寝る?」
『名前ちゃん、いっきまーす!』


ロリコンいくない!


*-*-*-*-*

しょんぼりしながら登校なう。
サボる気満々だったのになぁ。めんどー。


「お、名前か?」
『あちゃー…翼先輩(笑)かー。』
「どういうことだ。あ?」
『てへ☆』
「この野郎!」


脇に手を入れられて、持ち上げられる。
それから、翼先輩(笑)は私をグルグルと回した。

翼先輩と私はサボり仲間なのです!


「今日もサボったのかよ?」
『失礼な!私は翼先輩と違って健全な小学生なので、そんなことしませんよ☆』
「いつも俺とサボってんのは誰だよ。」
『………幻覚的な?』
「ねーよ。」


今日も素早いツッコミの翼先輩に感心感心です。
ほら、いつもは私がツッコミだからさ!
突っ込むよりも突っ込まれたいお年頃☆


『で、今日は翼先輩サボりー?』
「当たり前だろ。いってられっか。」
『うーわー悪い子だね☆』
「お前に言われたかねぇよ。」


そう言って木に登る翼先輩。

絶対お昼寝しよーとしてるな!
そんなことさせるか!

ポンッとアリスで猿(獣耳人間版)に変身して木に登る。
驚いた顔の翼先輩が忘れられない。

そして、そのまま

『えいっ☆』
「おわっ、」

落としてみた☆

重力に従って落ちる翼先輩は面白い!
あはは!と笑いながら、落ちた翼先輩を見ていると、落ちた翼先輩が恨めしそーに私を見る。


『いやーん!翼先輩こわーい!』
「お前なぁ!!」
『なんですかー?』
「そこで待ってろよ!逃げんじゃねぇぞ!」


そう叫ぶと木に登り始める翼先輩。

逃げるな、と言われて逃げない人がいますか!

とゆーわけで、次はポンッと鳥(翼が生えた人間版)になって空を飛ぶ。
このアリスは使いようによっては万能なんだよね☆

一つ、問題があるとすれば。

『あ、』

ドスンッ

「よーし。もう逃げらんねぇなぁ?」
『翼先輩大人げないよ!』
「…知るか!!」


自由に使いこなせないことかな。

そのあとは、翼先輩に私が泣くまで擽られた。
死ぬかと思ったよ!


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bkm
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