ねねちゃんとあいちゃんの旦那さんの名前です。
嘘です。ごめんなさい。
まあ、そんな感じでリアルおままごとで二人の旦那さん役をしました。私は一夫多妻の男でした。二人がヤバい可愛かったです。萌え萌えでした。あの二人は私を萌えさせてなにをしようというのでしょう。きっと私を犯罪者にしたいんですね。わかります。
「名前さんはオラと結婚するんだゾ!」
「名前!こんなガキと婚約したってどういうことだァ?!アーン?!」
私はあの二人の旦那さんになりたいと思います。ラブラブバカップルになりたいと「名前!聞いてんのか?!」「あー!オラの名前さんに触るな!」……むしろ世間で噂のラブラブ夫婦として「「名前/さん!」」
『……』
現実逃避というのは難しいようです。
遠い目をしながら私に迫る二人を見る。
なんだかなー。なんでこんなことになったかなー。
ちなみにあいちゃん達は宗くんのところに集まって遊んでる。なんだろう。だんだん宗くんが保護者に見えてきた。あの子はいいお父さんになるわー。
「聞いてんのか名前。」
『聞いてるよ。婚約の話でしょ?しんちゃんが大きくなったら忘れるに決まってるじゃん。それに私よりかわゆすなあいちゃんとねねちゃんが近くにいるんだよ?私なんか忘れるってー。』
ちょっといい加減にめんどくさなくなったので、私を挟んで隣にいるしんちゃんに今にも殴りかかりそうな景吾をなだめる。
まったく…十歳離れてるんだから我慢してほしいよね。
「そっ、そうかもしれねぇが…!それとこれとは違うだろ!」
『景吾…子供じゃないんだから……』
「名前さん!オラの気持ちはおっきくなっても変わらないゾ!」
「ふん、お前みたいなガキが俺様の名前に手ぇ出すなんて百万年早ぇんだよ!」
「はんっ、名前さんはオラみたいに将来有望な男のほうが合ってるゾ。」
「あ"ぁ''?!」
ダメだ。こいつら。
なんかいろいろ悟った私は二人を置いて宗くんがいる素晴らしい場所に行くことにしました。まる。
『宗くん…あの二人どうにかして。』
「……無理、です…」
『だよねぇ…。』
大きなため息を一つ。
私はなんでこんなことになったんだろうと嘆くことしかできなかった。
「「名前お姉様/お姉さん!」」
『きゅんっ』
でも、あいちゃんとねねちゃんが可愛いのでまあいっか。
ぼーちゃんとマサオくんとトオルくんにも萌え。
ちなみにぼーちゃんと宗くんのペアは最強だと思うんだ。ほら、二人ともワンコキャラ。
癒されるわー。
まあ、一番は女の子組なんだけど!
『あいちゃんとねねちゃんは私の嫁!』
「名前お姉さんがねねの旦那さん…」
「名前お姉様が私の旦那様…」
「「最高です/わ!」」
そう言って二人は私に勢いよく抱きついてきた。
そんなに喜ばれると私マジで嫁にするからね!
あいらびゅー!
「「名前/さんは俺様/オラのだ!」」
『……はぁ。』
「「名前お姉様/さんは私/ねねのですわ!」」
『…………』
あぁ、また増えてしまったよ。
よし。ここはポジティブに行こう。
そうだ、私はモテ期なんだ!きゃっぽぉぉおい!!!
……なんか自分で言ってて馬鹿みたいだ。
そんな私は遠い目をしながら四人が争ってるのを見ているしかできなかった。
「俺様なんて名前のスリーサイズ知ってるぞ!」
「そんなの私だって知っていますわ!お風呂だって毎日一緒に入ってるですもの!」
「オラなんて名前さんの胸に顔埋めたもんね!」
「ねねなんか名前さんのお嫁さんになったもん!」
………すごくいろいろツッコミどころがあったのは気付いちゃいけない。
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bkm