もうやだぁあ! 17


結局腐ってる女子とは、どこまで行っても腐ってるらしい。


「センリツ、これが今日から世話になるナマエだ。」
『これ呼ばわりなの??!!!』
「へぇ。貴方がナマエ?よろしくね…?」
『はぁぁう!!!!』


やば!センリツちゃんマジ天使!!
いままでの扱いから、考えるとセンリツちゃんが天使…いや!女神様に見えるよぉぉおお!!!!

キャラにあってテンションMAXな私もとい腐女子です!
命に危機がない限りは、hshsするよ!
腐女子と私は同義語です!


「……彼女、大丈夫?」
「いつものことだ。気にしなくていい。」
「そ、そう…」


私が神様に感謝してるとき、センリツちゃんが引いてたなんて知らない。

てゆーか、キャラたくさん!!


『ふぉぉお!!』
「では、私たちは部屋に帰る。」


ガシリ、私がキャラを見てテンションあげあげしてると、首根っこをまるで猫のように掴まれる。

…扱いがひどすぎワロタ。
うそ。笑えるかばーか!

とか、心の中で思ったら、クラピカ様に睨まれたので自重。
くっ…!その睨みがツンデレだって信じたい…!

部屋に着くと、放り投げられる私。
扱いである。


「ナマエ。わかってるな?」
『ハイ…』
「言ってみろ。」
『その一、うるさくしなーい。その二ー、クラピカの邪魔はしなーい。そのさーん、黙る。あれ?てか、黙るとうるさくしないって同じじゃない?』
「なにか言ったか?」
『すいませんでしたぁぁぁぁぁああ!!!』


ちょっと疑問を言ったら、ちらりとクラピカの瞳が赤く輝いて怪しかったので土下座した。
もう、そりゃぁ頭に地面が擦れるくらいに深々と。

クラピカ怖い。怖すぎるんだよぉぉおお!!!!

家で創作活動したい。
おもに腐的な。薄い本とか。

そんなことを思ったらクラピカにまた睨まれたので、ごまかすために頭に手でコツンッ☆ってやったら、ゴミでも見られる目で見られた。

……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁああんんん!!!!
私のメンタルゲージはもうゼロよ!
やめたげてよぉ!


「とにかく、この部屋でおとなしくしてろいろ。」
『え、マジで?ここなんにもないよ?え?嘘。』
「 し て ろ 」
『いえす、ぼす!』


なんにもない部屋に置いてけぼり。
あれ?これって下手したら軟禁じゃない?

……深く考えたらダメだ。
それにクラピカにバレなければ、薄い本大量制作してもいいじゃない!

反省しない。それが腐女子たる私である。


「ちなみに、もしもお前があの本を書いていたことがわかった時は…」
『と、ときは…、?』
「手足を縛ってこの部屋に置くからな。」

あ、これ、クラピカに逆らったら私死ぬ。


いろいろ悟った私は、おとなしくこの部屋で忠犬ハチ公の如く、クラピカを待つことにした。

後日、クラピカが本をたくさん買ってきてくれて、クラピカマジ神!ってなることは知らない。


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bkm
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