そうして目が覚めるとフェイタンのどアップ。
『うわぁぁぁぁぁあああん!!!!!やぁぁぁぁぁああ!!!!!』
おもいっきり叫びました。
だって、だってだって!人のどアップってとっても恐いんだよ?!
しかもそのどアップが私をおもいっきり追いかけた人のだったら叫ぶよね!
「うるさいよ。口塞ぐか?」
『ご、ごめんなさいぃぃ』
思わず土下座をした私は恐怖が刻まれすぎだと思う。
てゆうかそれに満足そうにしてるフェイタンが恐い。恐すぎる。
「名前は。」
『?知らないです。』
なんの名前ですか。
てゆうか自然と敬語になってる私って…
「お前の名前よ。言わないなら無理矢理にでも言わせるだけね。」
『にっ、ナマエ、ナマエですっ!だ、だから、その手に持ってるのを私に向けないでぇぇぇええ!!!!』
うわぁぁぁぁああん!!!!
私はおもいっきり泣き叫ぶ。
だってイルミよりたち悪いんだもん!
イルミは拷問器具は出さなかった!
「それでいいね。お前、これからワタシのものね。」
『ひっ、』
「返事。」
『はい!』
私は涙目、てゆうか泣きながらフェイタンの言葉に返事をする。
あ、答えちゃった。答えちゃったよ。
だってフェイタンってなんか怪しい拷問器具的なのをチラチラ見せながら私に詰め寄るんだよ?
私じゃなくても言うよね。
と、ここで私の恐怖も限界に来た。
『もうヤダぁぁぁああ!!!!帰るぅぅぅううう!!!!うわぁぁぁぁぁああんん!!!!イルキル見るのぉぉぉぉおおお!!!!なんで私なのぉぉぉおおお!!!!平和なとこに行くぅぅぅううう!!!!』
「その泣き顔やぱりそそるね。」
『?!やだやだやだぁぁぁぁああ!!!』
私は叫びながらフェイタンと距離をとる。
てゆうか、私が寝てたところはベッドだった。
ベッドに寝させてくれるのは優しいけど、今の状況は優しくなぃぃいぃいい!!!
ガチャ
「さっきからどうしたの?さっきからすごい叫び声がこっちにまで聞こえる。」
『うわぁぁぁあん!!助けてぇぇぇええ!!』
「ちっ、」
『うわぁぁぁぁぁあああん!!!』
扉を開けて来てくれたシズク様を生涯崇めたいと思った。
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bkm