飴 のコピー | ナノ
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昨日は結局、守と一朗太に会いにいけなかった。
忠犬よろしくのごとく、私に着いてこようとする佐久間。今、佐久間と守たち会わせるわけにはいかないからね。

てゆーか、私と鬼道さんにのみ忠犬とか……!
萌えるじゃないか!
うん。所詮腐女子は腐女子なんだよ。変わることなんて出来ないんだよ!


そして今日。
今日こそは守と一郎太に会いに行かなくちゃ!
そして、私今度から自分で起きる!

今日も稜さんと佐久間に寝顔を見られながら起こされた私は、そう決意しながら学校に登校した。


『おはよ「「優雨ちゃん!昨日の人紹介して!!」」…』


え、なにこれ恐い。
普通にクラスの扉を開けたら、女の子がたっぷり私の周りに集まってきた。

昨日の佐久間くん状態なんだが。
やっべ!私モテ子じゃん!

…うん。ごめん調子乗った。

いつもは、誰も来ないのにね。あれ、泣ける。


『え、あの「てか、昨日の彼氏なの!?」


なにか話そうとしたら、女の子その1が大声で佐久間くんのことを聞き始めた。
そんなに大きな声で言っちゃらめぇえええ!!綱吉にバレちゃうよ!死亡フラグだよ!あかん!あかんてえええええ!!!


『彼氏じゃ「優雨ちゃん、おはよう」…おはようございます。綱吉くん』

「ちょっと一緒に来てくれる?」


死 亡 フ ラ グ k t k r !

ヤバい、本気でリアルにマジでヤバい。どんぐらいヤバいかって言うと想像してみてください。
後ろからめちゃくそ低い声が聞こえてくる状態を!自分にやましいことあったら余計恐いよね!しかも、その声が私を呼び出し!死亡フラグですねわかります。


「ちょっとダメツナ!邪魔しないでくれる!?」
「あ…ごめんね…?でも優雨ちゃんのことヒバリさんが呼んでたから…」
「優雨ちゃん!また後で話聞かせてね!」


……女子ぃぃいいいい!!!
雲雀さんの名前出たとたん引き下がるんかい!

私の周りから消えた女子に涙目。
最後の砦が…!


「一緒に来てくれるよね。」


疑問符を付けないで私の腕を掴んでたら私逃げられないよね!
うわあい!涙目だあい!


『…喜んで』


私は半泣き状態になりながら教室を後にして応接室へ向かった。

すごく行きたくなかったけど。行きたくないけど。

シャイニングスマイルの綱吉には勝てなかった。がっでむ。