[ 42/51 ] 昨日は結局、守と一朗太に会いにいけなかった。 忠犬よろしくのごとく、私に着いてこようとする佐久間。今、佐久間と守たち会わせるわけにはいかないからね。 てゆーか、私と鬼道さんにのみ忠犬とか……! 萌えるじゃないか! うん。所詮腐女子は腐女子なんだよ。変わることなんて出来ないんだよ! そして今日。 今日こそは守と一郎太に会いに行かなくちゃ! そして、私今度から自分で起きる! 今日も稜さんと佐久間に寝顔を見られながら起こされた私は、そう決意しながら学校に登校した。 『おはよ「「優雨ちゃん!昨日の人紹介して!!」」…』 え、なにこれ恐い。 普通にクラスの扉を開けたら、女の子がたっぷり私の周りに集まってきた。 昨日の佐久間くん状態なんだが。 やっべ!私モテ子じゃん! …うん。ごめん調子乗った。 いつもは、誰も来ないのにね。あれ、泣ける。 『え、あの「てか、昨日の彼氏なの!?」 なにか話そうとしたら、女の子その1が大声で佐久間くんのことを聞き始めた。 そんなに大きな声で言っちゃらめぇえええ!!綱吉にバレちゃうよ!死亡フラグだよ!あかん!あかんてえええええ!!! 『彼氏じゃ「優雨ちゃん、おはよう」…おはようございます。綱吉くん』 「ちょっと一緒に来てくれる?」 死 亡 フ ラ グ k t k r ! ヤバい、本気でリアルにマジでヤバい。どんぐらいヤバいかって言うと想像してみてください。 後ろからめちゃくそ低い声が聞こえてくる状態を!自分にやましいことあったら余計恐いよね!しかも、その声が私を呼び出し!死亡フラグですねわかります。 「ちょっとダメツナ!邪魔しないでくれる!?」 「あ…ごめんね…?でも優雨ちゃんのことヒバリさんが呼んでたから…」 「優雨ちゃん!また後で話聞かせてね!」 ……女子ぃぃいいいい!!! 雲雀さんの名前出たとたん引き下がるんかい! 私の周りから消えた女子に涙目。 最後の砦が…! 「一緒に来てくれるよね。」 疑問符を付けないで私の腕を掴んでたら私逃げられないよね! うわあい!涙目だあい! 『…喜んで』 私は半泣き状態になりながら教室を後にして応接室へ向かった。 すごく行きたくなかったけど。行きたくないけど。 シャイニングスマイルの綱吉には勝てなかった。がっでむ。 |