飴 のコピー | ナノ
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よしっ!今日は学校休もう!


「優雨、学校行くよ。」
『…………私ちょっと調子悪い気がするか「休ませないよ。」………』


なんか恭弥って最近私の行動が分かってきた気がする。
でも諦めたらここで試合終了だよねっ!


『お願いします。今日は休ませて下さい。』


最終手段!The DO☆GE☆ZA


「ダメだよ。」
『………』


それも一蹴された私はどうすれば休めるだろうか。


「それにさっき綱吉から連絡あって 今日、来なかったら………… とか言ってたけど。」


なにそれ!ちょーこわい!
てゆうか、


『私が恭弥んちいるってバレてんじゃん!』
「………綱吉だしね。」


恭弥にここまで言わせる綱吉が怖いよ!
てか、結局私は休めないんかい!休みたい!


「とりあえず、学校行くよ。」


うっわぁー。心の底から行きたくない。
恭弥の疲れた顔を見て行きたくない気持ちがさらに強まったのは言うまでもない。



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綱吉に見つからないように細心の注意を払ってコソコソとする。
結局恭弥には勝てなかった私は学校なう。
私ってかわいそう!


「名前ちゃん!おはよう!」
びくっ
『あ、あぁ。京子ちゃんと花か………おはよう。』
「おはよ。なにあんたびくびくしてんのよ。」


あー。京子と花でよかったー!
綱吉だったら泣いてたよ!ガチで((真顔

あ、恭弥とは朝校門前で別れたよー。
恭弥と来てたら、私まで怖がられるし。
幼なじみたちのことはみんなに秘密なのだよ!


『まあ、うん。気にしないでー』
「ふーん。いいけどね。」
「そういえば、名前ちゃん、昨日のこと知ってる?」


こてり、と首を傾げる京子ちゃんにキュンキュンしつつ、私ははて?と首を傾げる。
昨日は綱吉が怖かった思い出しかないんだけど。


『?知らない、かもしんない。』
「あのね昨日ツナ君すごかったんだよ!」
『あぁ、それなら知ってるよー。』


まあ、私たちの前では違う意味ですごいけどねっ!けっ。
思わず私がやさぐれるのはしょうがないよね!


「沢田が持田センパイ倒したのは、驚いたわ。」
「ねー。」


まあ、いつもは恭弥と渡り合えるくらい強いんだけどねー。
京子ちゃんと花と話していると教室が見えてきた。
あ、もう教室だ。ヤバいとっても入りたくない。
なんだか、教室が地獄への扉に見えてきた。
言わずもがな私は末期である。


「優雨ちゃん、おはよう。」
『っっ!』


背後から聞こえた声に私は嫌な予感しかしない。
あーどうしよう。どうしよう。
ホントに私殺されるかもしれない。
おはようの部分が声低かった。

一郎太、守、恭弥………先に地獄を見てくるね。


「名前、放課後、俺の家」


死刑宣告だ。
泣きそう。てか、泣き叫びたい。