飴 のコピー | ナノ
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うん。確かに私は、夜ご飯がハンバーグで「幼稚園がんばります」って言ったよ?
言ったけども!
幼稚園って無理でしょ。(遠い目)


「みなさーん。おはようございまーす!」
《おはよう ございます!》
「大きなあいさつだねぇ。今日から、みんなは幼稚園生になりました。お友達と仲良くこれから過ごしましょうね。」
《はーい》


もぅやだ。
このノリに私ついていけないよ。

しかも、幼なじみ三人とは組ちがくなったし。
萌えがない。萌えが。

入園式はお父さんが恥ずかしかったし……。
泣くかと思った。
あれって本当に私のお父さんだよね?
思わずそんなことを考えてしまったよ…

あーあー。ダルいなぁ。


「じゃぁ、今から休み時間でーす。みんな仲良くあそんでね。」
《はーい!》


元気なお返事をしながら散らばっていくショタあーんどロリ。
休み時間だ、と……?
くそっ。ハゲちゃえ。

幼なじみ三人は、新しい友達ができたっぽいし。

私は、本でも読もうかな。

友達出来てないのかよwwwとか言わないでね!泣くから!←



着いた先は桜の木のした。
桜がふつくしいのぅ。

よし、ここでいっか。
お日様ぽかぽかでお昼寝日和だよー。

寝ちゃおうかなぁ?
自分の欲望に忠実になるのもいいよねっ!
よしっ!寝よう!

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

………ねぇ…………ば……よ……

ねぇってば!!!!!!


『はぃっ!??』
「なんできみ、ほかのそうしょくどうぶつとむれないで、ここでねてるの?」



…………王道ですね、わかります。

私の目の前にはとても可愛らしいお顔の雲雀さん。

……いやいやいや、なんでここに雲雀さんがいらっしゃるんですか。

………はっ!
このまま行くと……
私と雲雀が一緒にいる

綱吉と雲雀が出会う

綱吉と雲雀幼なじみに!

綱吉が黒ツナルート?

…………!?!?!?それはダメだ!!
白ツナじゃないと!
しかも、今は守と一郎太もいるから、二人も黒くなる可能性が!
それだけは絶対に、ダメ、絶対だ!!!!


『いや、あのちょっと、ちょうしがわるくて……』
「ふーん」


私はしどろもどろになりながら雲雀さんに遠回しにここに来ないでと伝える。
普通は、普通なら調子の悪い子の近くには来ないはず。

駄菓子菓子。
そこは雲雀さんだった。

………なんで私の隣に座るの。


『あっ……。ここつかうなら、わたしちがうとこいくね!』
「べつに、ここにいていいよ。」


解せぬ。
雲雀さんってこんなにデレあったけ?なんなん?


「ひばりきょうや」
『(いや、でも小さいしなぁ)………え?』
「なまえ。」
『……はぁ。』
「きみは?」
『えっ?あ、ゆう』
「ふーん」


…………え、ほんとにわからないよ。
なんか補正ついてたりしないよねぇ?
なにこれ、こわい。


『(とにかく、あの三人とあわせたら終了だ)あっ、わたしあっちいくね。』
「なんで?」
『え?』
「?」


なにこれぇぇええええ!
お前誰だよっ!
いや、かわいいんだけどね?
上目遣いとか きゅん だよ?
でもね、綱吉が黒ツナになったら、私はアウトなのよ?わかる?


『だからね、わたしあっちいくの!』
「(だからね?)ふーん……。」


雲雀さんはかわいかった。
私の何かが目覚めた気がした今日この頃。