飴 のコピー | ナノ
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あーあ。
めんどい。
私も着いていきたかったな。
てか、なんで着いてっちゃダメなのさぁー。
最悪だぁ。


『あー……最悪』


自分の席に座ってボーっとしながらボソリと呟く。
しかも、獄寺が来んの今日かいな。
まあ、知らない人の振りしよ!


「なにが最悪なのよ?」
『ん?あ、花と京子ちゃんかぁ。』
「優雨ちゃん、本当にどうしたの?いつもより元気ないよ?」


京子ちゃんに心配されちった。
心配してる顔も可愛い。


『お母さんがねーちょっとね』
「言いたくないならいいけど……」
『うんにゃ。ちがくて、私親戚の家にお世話になるかもしれなくてさー』
「ふーん。大変そうね。」
『だよねー……』
「優雨ちゃん元気出して!あめあげるからね!」
きゅんっ
『京子ちゃんマジ優しい!マジ天使!可愛い!ありがとう!』


なんか京子ちゃんに癒されたから今日一日頑張ろうと思った。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


『もう、放課後かよー……』


はぁ……
諦めて帰ろっかな。
綱吉とかに会ったらめんど((ry………じゃなくて大変そうだし。
てか、ぶっちゃけ獄寺たちと関わりたくない。

そう思った私は綱吉がいない間にさっさと帰ることにした。
爆発音がしたとか気にしない。





くぁ、とあくびをしながら玄関の扉を開ける。


『ただいまー』
「優雨ちゃんお帰りなさい!」


すると、私を迎えてくれたのはめっちゃんこ美人さんだった。
え?この人誰だ?それにしても美人すぐる。


『え?あ、ただいまです?』
「きゃー!可愛いじゃない!」


えっ?マジでなんで私、見知らぬ人に可愛いなんて言われてんの?
しかも抱きつかれた。


『あの、お母さんは?』
「あら?聞いてない?私あなたのお母さんの妹の佐久間稜です!よろしくね。」


……………佐久間?
えっ?あの佐久間なの?
えっ?はぁ?
いやいやいやいや、こんなドリーム展開があってたまりますか。
うん。ないわ。


「ホント女の子はいいわね!私の家にも次郎って言う息子がいるんだけど、これがもう生意気なのよ!」


うそだろ。
これはない。ないわ。
泣きたい。
思わず無言になるほど今の私は驚きを隠せない。


「あっ!それでね、お姉ちゃんは明日には海外行くしかないからって準備してるわよ?」
『(なんで私が佐久間の従姉妹なんだよ!似ても似つかないじゃん!)…………って、え?明日?』
「そうよ?明日からよろしくね。優雨ちゃん!」


え、てか私って佐久間んちに行くの?え?嘘でしょ?


………そんなバナナ(本日三回目)。