飴 のコピー | ナノ
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授業は終わって放課後になりました!
え?早いとか気にしない!
べ、別に授業中寝てたんじゃないからね!

そして今はガールズトーク中なのだ!
京子ちゃんと花が可愛いよぅ。


「えー、おかしいかな?」
「もーこれだからこの子は…名前も言ってやってよ。」
『京子ちゃんらしくていいんじゃないかな?』
「そうだけどー」
「えへへ。名前ちゃん大好きー!」


そう言いながら私を抱き締めてくれた京子ちゃん。
まじ可愛いよー!ドキドキきゅんきゅんする!


『っ!私も京子ちゃん好きー!』
「ったく。あんたらは……」
『もちろん。花も好きだよ!』
「はいはい。ありがとね。」



調子に乗って私が京子ちゃんを抱き締め返すと何処から変な視線を感じた。

はっ!なんか視線を感じる!

キョロキョロ
『!?』


辺りを見渡すと体育館の方の窓から般若のような顔をした綱吉と目があった。
なぜに綱吉あんなに怒ってんの!?

………スルーしよ。
とゆーわけで嫌な予感しかしなかった私は綱吉を見なかったことにした。


「おまたせ!京子!」
「あ。持田センパイ。」


私が恐いものを見てしまった後に京子ちゃんの名前を呼ぶ声。
それは京子ちゃんに好意を寄せている持田先輩だった。


「それじゃ私いくね。二人のジャマしちゃ悪いし」
『私もー』
くいっ。
『………へ?』


私と花が気を使って離れようとすると、京子ちゃんは私のスカート引っ張って引き止めた。
ヤバイ。私の鼻から何かが出る。


「名前ちゃんは一緒にいてくれない…………?」


上目遣いいただきましたー
もう、鼻血出していいかな((真顔))

きゅんっ
『(京子のためなら)いいよ。』


私がそう言うと京子ちゃんは花が咲いたように笑う。
ふと、綱吉がいた体育館の方を見ると誰もいなかった。
なんだろう。綱吉がいないことにすら嫌な予感を感じる私って…
自分に呆れてから京子ちゃんと一緒に持田先輩のところに向かった。


*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*


まあ、そんなこんなで何故か京子ちゃんと持田先輩と一緒に帰ってる私。
やべ、嫌な予感しかしない。


「きゃーっ!かわいいーっ!」


そして私の嫌な予感は当たってしまったのであった。

なん、だと、?
リボーンじゃん!原作じゃん!ヤバイじゃん!


「がんばってね。バイバーイ」
「ちゃお、ちゃお。」


二人が離れてから京子ちゃんは私のところに来る。ちょっと持田先輩を可哀想に思ったのは秘密である。
京子ちゃんと持田先輩を歩き始めて何分かした後にちらっと後ろを見た。

すると見たのは見てはいけないものだったよー。
…なんでリボーンはこっち見てんのー。

怖いんだけど!

そして、その後ろから黒いオーラを感じる…………。


「名前ちゃん、行こっ?」
『あ、うん。』


そして、京子ちゃんと持田先輩と帰ってる中、ほんとーに気まずい。
持田先輩と私って話したことないんだけどぉぉおお!!!!


『(ヤバい、気まずい)あの、持田センパイ。』
「なんだ。」
『お邪魔しちゃってすいませんでした。』
「いや、だいじょ「見つけた!」………は、」


京子ちゃんと話しながら持田先輩と話しているとパンツ一丁の綱吉くんが目の前にいました。

綱吉ー!
やっぱり原作今日かよ!最悪だよ!


「俺が守る!!」
「っ!キャァァァア!!」
「京子!っ!てんめぇ!ふざけてんじゃねーぞ!ヘンタイ野郎!」


ちょ、待てよ!←
私、おいてけぼり?
どんなイジメだよ!!!
しかも、綱吉は京子に告白じゃなかったっけ?

……とりあえず服を来せよう。そうしよう。


『綱吉、これ私のジャージ』
「はっ!優雨!なんにもされなかった!?」
『…………は、?』


あらやだ。嫌な予感しかしなーい←本日四回目


「死ぬ気タイムは5分間だ。5分たつと正常にもどる。」
「俺になんてことしてくれんだよ………」


くるっと方向転換をして綱吉たちに背を向ける。
よし、私は帰る。
原作変えたなんて私は知らない。