飴 のコピー | ナノ
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疲れた体にムチ打ってガチャリと家の扉を開ける。


『ただいまー』
「おかえりなさい!優雨ちゃん」
『つかれたー』
「今日も綱吉くんと守くんと一郎太くんと遊んできたの?」
『うん。サッカーやってきたの。たのしかったよ』
「ふふ。そっか。もうすぐご飯だから、手洗ってうがいしてきなさい。」
『はーい』


なんか、ホントに疲れたなー。
年か、年なのか。
今日はお昼寝もあんまりしてないからなー。

明日から幼稚園どうしよう。
ツナと円堂と風丸にわるいけど、…………仮病を使うしかないな。←

しょーがないよね。うん。


「ただいまー」
『おとうさんだー。おかえりなさい。』
「ただいま、優雨。今日も遊んできたのかい?」
『うん。』
「そっか。よかったな。」


眠いけどねっ!


「明日の入園式は父さんも行くからなー。」
『しごとはだいじょうぶなの?』
「まだ小さいのに、俺の心配をするなんて………なんて、いい子なんだっ!」ぎゅっ


お父さんはそう言って私のことを力強く抱き締めた。
セクハラだー。←
娘に抱きつくなんてっ!
うそです。ごめんなさい。


「お父さん、それくらいにして。もうご飯の時間だからね。」
『あっ!今日ハンバーグだぁっ!』
「明日は優雨ちゃんの入園式だものね。たくさん食べて、明日頑張ってちょうだい。」


くっ……!
そんなこと言われたら頑張るしかないじゃないか!


『ありがとう!がんばるね!』


お母さんの作るハンバーグはデリシャス美味しかったです。