[ 12/51 ] 疲れた体にムチ打ってガチャリと家の扉を開ける。 『ただいまー』 「おかえりなさい!優雨ちゃん」 『つかれたー』 「今日も綱吉くんと守くんと一郎太くんと遊んできたの?」 『うん。サッカーやってきたの。たのしかったよ』 「ふふ。そっか。もうすぐご飯だから、手洗ってうがいしてきなさい。」 『はーい』 なんか、ホントに疲れたなー。 年か、年なのか。 今日はお昼寝もあんまりしてないからなー。 明日から幼稚園どうしよう。 ツナと円堂と風丸にわるいけど、…………仮病を使うしかないな。← しょーがないよね。うん。 「ただいまー」 『おとうさんだー。おかえりなさい。』 「ただいま、優雨。今日も遊んできたのかい?」 『うん。』 「そっか。よかったな。」 眠いけどねっ! 「明日の入園式は父さんも行くからなー。」 『しごとはだいじょうぶなの?』 「まだ小さいのに、俺の心配をするなんて………なんて、いい子なんだっ!」ぎゅっ お父さんはそう言って私のことを力強く抱き締めた。 セクハラだー。← 娘に抱きつくなんてっ! うそです。ごめんなさい。 「お父さん、それくらいにして。もうご飯の時間だからね。」 『あっ!今日ハンバーグだぁっ!』 「明日は優雨ちゃんの入園式だものね。たくさん食べて、明日頑張ってちょうだい。」 くっ……! そんなこと言われたら頑張るしかないじゃないか! 『ありがとう!がんばるね!』 お母さんの作るハンバーグはデリシャス美味しかったです。 |