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二次試験ごうかっく!いぇい!
とゆーわけでバンジー的な卵取りはしませんよ!
だってガチで怖いし!高所恐怖症とかじゃないんだけどさ!
ジンのコノヤローの修行のときに高いとこから落とされたり突き落とされたりしたんだよね。
やられたときにマジでジンのコノヤローを殺そうかと思ったのは秘密である。

そんなことを考えているといつの間にかハンター会長が落ちてきて二次試験Part2をやることになったよ!
なんか合格者一名はちょっと、ちょっとちょっとなんだって!


『ミコト、私たちは見てよーね!』
《うん!》


ミコトいると退屈じゃなくていいわー。話し相手いるし可愛いし。
しかもミコトの言葉って頭に流れてくるから他の人にもわかんないし。
まあ、私が独り言を喋ってる変人になるのは気にしないことにする。



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私はみんなが次々と崖の下に落ちていくのをミコトと一緒に見る。
私の隣りにはメンチがいる。メンチテラ美人。

「アンタは行かないの?」
『私は合格したじゃないですか。それともやらなくちゃいけません?』
「そんなことはないけど…」


そうは言っても口を尖らせるメンチさんは可愛いです。
なんなの?!私を萌え殺す気?!


《リンネ行ってみればぁ?リンネなら余裕でしょー?》


頭の中でミコトの声がするけど、絶対いや。
紐なしバンジーとかめんどい。


《もうっ!》
『え?ちょ、はいぃぃぃいぃいい????!!!!』
「あら、やっぱり行くの?アンタなら出来るわ。頑張りなさい。」


ミコトめぇぇえぇえぇえええ!!!!!
私の身体はミコトのサイコキネシスで勝手にやりたくもない紐なしバンジーをさせられた。


『っ、ミコトの馬鹿っ!』
《えへ》


空中で姿勢を整えて卵が採れるようにする。
ミコトは私を落とすだけ落としてサイコキネシスをやめちゃったし!
そんなミコトは私の腕の中。
風がなかなかに強くて不快。


《ほらー!やっぱりミコト簡単に採れるじゃん!》
『あのねぇ、採れても戻るのがめんどくさいの!ミコトは私の腕の中で楽ちんかもしれないけど!!』
《ごめんねー…》
「可愛いから許す!!!」


しょんぼりしながら謝るミコトはくそ可愛かったんだよ!!!

すぐに許した私を見てニヤリと笑っていたミコトを私は知らない。




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