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私が可愛い×可愛いに和んでいると後ろから突然気持ち悪い気配を感じた。
思わず後ろを振り返る。


「リンネ?どうしたの?」
『いや、なーんか気持ち悪い感じがして…、ね?』
「リンネも感じたのか?」
『あれ?キルアも?』

うん?あれ?これって原作じゃない?んん?
あれだよね。あのヘンt((……じゃなくて、ヒソカだよね?
ヒソカが試験官ごっこ(笑)をやるんだよね。
ヤバいヤバい。絶対めんどいことになる!
私はそうとうアセるような顔をしていたらしい。
ロアがゴン達から離れて私の顔を舐めてきた。
私のロアマジ天使。
私がロアに癒されている間に霧が出てきた。ヤバい、ヒソカじゃねーの。


「ゴン、リンネ。もっと前に行こう。」
「うん。試験官を見失うといけないもんね」
『いやぁーそれより変態…じゃなくて、あのピエロから離れた方がいいって。…キルアが言ってるよー。』


口はさんじゃった。
いや、だってキルアが私にも言うんだもん!思わず言っちゃったよ!
うわぁぁああああん!私の馬鹿ぁあ!
キルアが原作通りにヒソカと同類とか言ってるけど無視!
今の私はジンを呪うのに忙しい!だいたいジンがいなければ私は原作に巻き込まれずにすんだんだよ!
くそっ!絶対捕まえてやる!狩ってやる!ミトさんに突き出してやる!


「リンネ…なにしてんだ…?」
『え、?あれ?ゴンは?』
「後ろの仲間のとこ。」


えー。いつの間に…。全然気づかなかった。






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