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私関係ないじゃないか。てゆうかなにすんじゃい。ハゲろ。
私がヒソカをじとーっとした目で見ていると視線を感じた。
?なんだろ?
私がその視線を感じた方を見ると女の子?男の子?が睨むように私を見ていた。
…なんでー?私と目が合うとその子は私から目を逸らした。
え?本気でなんで?


『はて?』
「―――?」


ロアも私を見て不思議そうに頭を傾げる。
ヤバい。可愛い。可愛すぎる。

……とりあえず走ろー。
ブラックリストに入ってる人(ヒソカ、クラピカ、イルミ)とは関わらないように走ろー。


「「リンネ!」」
『あれ?キルアとゴンじゃん。どうしたの?』


走り始めて15分くらいでキルアとゴンが私に話しかけてきた。うん、可愛い。


「リンネさ、ユウキってやつ知ってるか?」
『ユウキぃ?…全然全く知らないけど。それって男の子?女の子?』
「たぶん女の子だよ!」


たぶん?なんじゃそり?


「アイツは自分のこと男って言ってるけど明らか女なんだよなー」
『ふーん……』


なんだろう。嫌な予感しかしない。
いや、関わらなければいっか。


『で、なんで私にその子のこと聞いたの?』
「アイツがリンネのこと悪く言ってたんだよ」
「そうなんだ!リンネは異端者?とか、リンネは裏切るとか………」
「意味わかんねーよな」


………私はスルーするぞ。だって知らないし。
私と同じトリップ少女かもしれないとか気にしないよ。


『そうなんだー』
「オレも最初ヒソカと仲良さそうに話してたから恐い人かと思ったけど、動物に好かれる人に悪い人はいないんだ!」
「リンネはお人好しそうだしなー」


なにこの子たち可愛い。超可愛い。
てゆうか、やっぱりヒソカのせいで恐い人だと思ってたんだ。ヒソカマジハゲろ。


『ありがとね』
「うん!」
「別に……」
「――!」
『あ、』


ゴン素直可愛い、キルアはマジツンデレとか思ってたらロアがゴンの頭の上に乗った。


『よかったねー。ロアがゴンとキルア気に入ったって』
「そうなの?嬉しいな!」
「ゴン!オレにも触らせろよ」


二人はそう言ってロアを取り合い始めた。
いやー可愛いなぁ。可愛い×可愛いって神だよね!


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