早く帰りたいのら [ 44/56 ]

うん。まあ、こんな感じだよね。
私が第七班と合流して二日。

今のところ原作通りにことは進んでる。
再不斬と白には私がいろいろ指示して原作通りに動いてもらうように言ってある。

ちなみに今は橋の上でみんなが戦ってるところである。


《リンネ、リンネは行かなくてもいいの?》
『いいんだよー。私が行ったらつまんないしね!…まぁナルトが来たら私も行くよ。それまではロア。私と一緒にラブラブしてよーね!』
《わーい!》


ロアをぎゅうぎゅう抱き締めながら橋の上を見る。
もうロアが可愛すぎるぅぅうう!!!!!!

と、まあ冗談はそのくらいにして。


『ミコト、出雲は橋の入り口近くの林に待機。ロアは私と一緒に行動。葵とレッドと龍くんは目立つからモンスターボールね。あ、出雲はサンダースになっといてね。』
《《《りょーかい!》》》


三人の了承の声を聞くと、私はロアを肩に乗せてカカシの元へ向かう。
円をしたらナルトの気配がこっちに来てたからね。さっさと行かないと。


「うずまきナルト!ただいま見参!」
『あ、あと私もねー!』


ナルトに便乗するように言えば、案の定驚かれた。ナルトの驚いた顔も可愛い、可愛いよ!!

ナルトがサスケくんの元に助けに入るのを見届けてから私もサクラちゃんとタズナさんのもとに向かう。


『遅くなってごめんね。サクラちゃん。』
「っ、もう!心配したんだからね!」
『ごめんごめん。』


ぷんすか怒るサクラちゃんにクスリと微笑むと、サクラちゃんはブツブツ言いつつ、タズナさんを守ることに集中し始めた。

私はと言うと霧が出てきて自分の視力に頼れないので、円を使ってみんなの行動を感じとる。
途中目の前にカカシと再不斬が出てきたけど、大事なのはそこじゃないのでスルー。

それからすぐにナルトから九尾のチャクラが漏れ出したので、ロアに私に変身してタズナさんを守るように言うと、私はナルトたちの方へ走った。


『ナルト!白!待て!』
「「っ、」」
『あっちゃー…』


私が行って、二人に止まるように叫んだ時はすでに遅く、ナルトが白を殴ってお面を壊してる時だった。


「リンネ、?」


私を見て急速に九尾のチャクラをしまうナルトにちょっとだけ驚きつつ、白を庇うように私は立つ。


『そうだよ。ナルト。白を殴っちゃダメ。』
「なんでだってば?!こいつは…、こいつはサスケを殺したんだってばよ!」
『いーいーかーらー!二人はちょっと話し合ってて!ちなみにサスケくんはまだ死んでないから!』


二人を止めたら、次はカカシと再不斬を止めないと時間足りない。
そう思って私はとりあえずサスケくんを抱き上げると、サクラちゃんの元まで連れて行く。
すると、地面が割れるような音が何処からか聞こえた。


『やばっ、』


それを聞いて急いで、サスケくんをサクラちゃんのところに下ろす。
死んだようなサスケくんと、私と私に変身してるロアを見て混乱するサクラちゃんにサスケくんが死んでないことを伝えると、私はそこから急いでカカシと再不斬のもとに急いだ。


『ストーーーップ!!!!!』
「リンネ?!」
「ったく、おせぇよ…」


私が二人のもとに着くと、すでに再不斬はカカシの忍犬に噛まれまくってた。
それにあちゃーと手を額に当てる。


『終わり、終わり!もー終わりーー!!ロアはこっち来て!ミコトは霧払いやってーー!!』


私が叫ぶと同時に霧は晴れて視界がクリアになる。一番最初に見たカカシの顔をすっごいアホ面だった。


「え、っと、リンネチャン?どういことなの?」
『再不斬と白は私の部下になりましたー。んで、いろいろあって修行の一環として、二人とカカシせんせーたちには戦ってもらいました。てか、みんな血だらけ…後で治すしかないじゃん。』


ブツブツ文句を言う私の横で再不斬はため息を、カカシが今だに口をポカーンと開けていたのは気付いたけどスルーすることにしました。まる。




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