イルカ先生のいい所 [ 18/56 ]

なんだかんだで授業はすべてサボってます。

これがバレたらクシナに怒られそうだ。てゆうか絶対怒られる。でも、授業ヒマなんだもん!!しゃーないよね。
ちなみに今は授業サボって出雲と一緒に日向ぼっこ中。


『出雲〜ふわふわで可愛いねー!』
《リンネがいつもブラッシングしてくれるからね!!》
『出雲可愛い可愛いよ』
《えへへー!》


なにこのバカップルみたいな会話。いやでも、出雲とならバカップルでいいや。


「あ?リンネじゃねぇか。」
「あ、ホントだ。」


と、そこに私達のラブラブタイムを強制終了する馬k……ごほん、ごほん。シカマルとチョウジがやってきた。私は出雲をモンスターボールの中に入れてから二人を見た。


『はろー』
「お前、独り言やめろよ。いてぇぞ」
「シカマル、そんなストレートに言っちゃ悪いよ」
『そっちの方が傷つく。それはどうでもいいけどナルトは?』


あんたらはどうでもいいのよ。大事なのは私のナルト。


「(どんだけナルト好きなんだよ)」
「ナルトなら今火影岩に落書きしてイルカ先生に怒られてるよ」
『マジでか。じゃ、私ちょっと行ってくるね』


私はそう言ってひょいっと立ち上がると二人に手を振ってからそこを後にした。

「シカマルどんまい」
「…うるせー。」
「いつかナルトに勝てるといいね」
「はぁ……。」


私がいなくなってからシカマルとチョウジがそんな話をしているとは知らず私はナルトのもとに向かった。


『ナールート!』
「リンネ!」
「リンネか……」


イルカ先生は私が来たとたんにため息をついた。なに?文句あるの?


『イルカ先生ー!人の顔を見てため息つくのは失礼だと思います!』
「お前はいつもナルトに甘いからな…」


疲れるんだよ、って顔してたよ。まあ、私がナルトに甘いのはしょうがないよね

「リンネ、リンネ、今日ってばイルカ先生が一楽のラーメンおごってくれるから、ご飯いらないってば!」
『んーわかった。』

私とナルトは一年前から、一緒のアパートに住んでるからってことで一緒にご飯をたべる。ちなみに私が料理担当でナルトが洗い物担当だよ。出雲たちのことはまだバレてないよ。それにしてもナルトが食べてくるなら私は食べなくていっか。とゆーことは、出雲たちだけのご飯作ればいいよね。


「おごるのはお前が火影岩の落書きを消してからだからな」
「えー…」
『ナルト、私も手伝うから頑張ろ?』
「わかったってば……」


ナルトはそう言ってしぶしぶ火影岩の落書き消しに戻った。私もナルトを手伝うためにそこに登る。
と、イルカ先生が私を引き止めた。


「リンネ、」
『んー?』
「終わったらお前にもおごってやるよ」
『……私、イルカ先生のそういうとこ好きだよ。』


私はそう言ってにっこり笑った。



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