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久しぶりの太陽の光、そよそよと吹く風、そして木の葉を作る人の活気。


『久しぶり過ぎて眩しい。』
「リンネ行くぞ」
『はーい』


私は腰に“隠”をしてあるモンスターボールを一撫ですると、約十一年ぶりに地面を歩いた。


『火影サマ、今からどこ行くの?』
「うむ。アカデミーじゃ。」


・・・・・・え?


『今から行くの?私、久しぶりに太陽浴びてふらふらなんだけど』
「まあ、そう言うな。」


いやいやいや、文句も言いたくなるわな。


「…ナルトに会えるぞ」
『行く。』


そう言われたら行くしかないよね。ナルトを守ることがクシナとミナトの最期の頼みだし。今は私、一人じゃない。出雲たちがここにいる。だから大丈夫だよ。


*-*-*-*-*-*-*


「今日から新しくアカデミーに入る仲間が増えた。入ってこい」


なんかさー、こういういかにも転校生ですって恥ずかしいよねー。てゆうか、私精神的に結構いってるから余計だよね。


『巡音リンネ。』


火影に波風は使っちゃダメって言われたんだよね。てゆうか、ナルトのお姉ちゃんってことも言っちゃダメとかないよね。


「…それだけか?もっとなんかあるだろ。」
『……好きなものは、母親が作ったラーメンかな。嫌いなものは、私の家族を馬鹿にする人。』
「…じゃあ、席はナルトの隣だ」


ナルトの隣、だと……?なんだイルカ先生いいヤツじゃん。最初、ほっとけとか思ってごめんね!でも名前だけ言ったんだからそれでいいじゃん!


「オレってば、うずまきナルトだってばよ!よろしくな!」
『うん。ナルトよろしくね!』


あぁあナルト可愛い可愛いよ。さすがクシナの息子!ミナト?ミナトよりクシナかな!だってミナトは可愛いっていうよりイケメンだし!ナルトは可愛いの!


「えー…では今日は変化の術の授業を行う」


……あ、眠いや。てゆうか私、忍術の基礎は出来るんだった。よし、寝るか!今まで地下でする事なかったから1日の大半寝てたし、うん。寝よう!

イルカ先生ごめんね!おやすみ!



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