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《そっかぁ…僕たちもそのミナトとクシナって人に逢いたかったなぁ……》


久しぶりに温もりに包まれて眠った私は起きた瞬間、なんか泣けた。…泣かなかったけど。んで、今は出雲たちに私がここで生きて何があったかを話してる。みんなは静かに話を聞いてくれた。


『私も会って欲しかったなぁ…』
《で、いつここから出られんだ?》
『あ、それは明日から。』
《《《《《明日ぁ?》》》》》


え?それみんなで声を合わせるくらい大事なこと?
てゆうか、龍くん寝てるじゃん!!!


『明日から私もアカデミー通うんだよ』
《じゃあ葵たちも一緒にいていい?》


葵はそう言って私にキラキラした目を向ける。うん。私の葵はやっぱり可愛い。


『いいけど、みんなのいる前では出ちゃダメだよ?』
《大丈夫!!ぼく絶対出ないよ!!》


ロアはそう言って私に擦り寄る。あぁ可愛い。可愛いは正義だよね。


《!……誰か来るから僕達中に入るね。ボールとカバン、バレないようにね》
『わかった。出雲……ありがと。』
《……後で僕も撫でて》


出雲はそう言うとボールの中に入っていった。出雲は葵とロアに遠慮して、私に甘えるの我慢してるんだもん。可愛いなぁ。
みんながボールの中に入ったのを確認すると、私はそれに“隠”をして周りから見えなくした。


「…リンネ、」
『どうしたんですか?火影サマ。明日のことで何か?』
「いや…おぬしのことがちと心配でのォ。自来也と綱手も心配しておったぞ。」


自来也と綱手は私が引きこもり生活をしている間に会った。私を孫のように可愛がってくれていた優しい人たちだ。てゆうか、なんであの二人付き合ってないの?おかしいでしょ。ちなみに、はたけカカシも来たことがあったが“絶”で気配を消して全力でスルーした。奈良家とうちは家もしかり。


『そっかぁ。あの二人にも早く会いたいなぁ。そういえば、私ってここを出たらどこに住むの?』
「うーむ。それなんじゃが、今まで通りミナトとクシナの家に住めばよかろう。」
『……ナルトのとこでは住めない?』
「…ナルトのところか。その手もあったな。うむ。そうするか。」


やった!言ってみるもんだね!


「ふむ。では、そのくらいかのォ。」
『うん。………火影様、私を殺さないでくれてありがと。』
「……本当は礼を言うのはこっちの方なんじゃ…」


火影は私にとても複雑そうな顔で笑った。その顔を見て私は何も言えなくなって、火影が帰るのをただ見ていた。



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