最近転校してきた女。
今日もあの気持ち悪い女は私の綱吉にベタベタ触り続ける。
私の、私だけの綱吉なのに!
綱吉は小さな私を助けてくれた。
家族に世界に捨てられた私を助けてくれた。
私の家族で世界で友達で恋人で私なの!
なのに、なのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのに!
なんであんな女が私の世界に触れることが出来るの?
「もうやだぁツナってかっわいいー!」
「そ、そうかな?」
あ、ぁ、あぁあ゙あ゙あぁあ゙ああ゙ぁあああぁ゙あ゙あ゙!
綱吉が困ってるのに!
なんであの女は気付かないの?やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ綱吉が盗られちゃう!盗られちゃうよ!
『やだぁ……』
「!ごめん。俺そういえば先生に夏川さんと一緒に職員室行くよう頼まれてたんだよね…」
え……?
「え〜そうだったのぉ?じゃぁ、帰ってきたらまたお話しようね?」
「出来たら、ね。じゃあ夏川さん行こうか。」
『う、うん』
綱吉綱吉綱吉綱吉綱吉綱吉が私をまた助けてくれた
やっぱり綱吉は救世主。私の。私だけの。
私と綱吉が屋上に行くとそこには誰もいなかった。
私と綱吉だけの世界。
「燐花ごめんね。不安にさせたよね。俺は燐花以外の誰のものにもならないから」
『綱吉ホント?ホントのホント?』
「うん。ホントだよ。俺だけは燐花を見捨てないしずっと愛してあげる。」
綱吉綱吉。私の世界。
綱吉以外だぁれもいない私の世界
「だから、もし俺が燐花を裏切ったら――――――」
私は綱吉の世界。
だからずーっと一緒にいなくちゃダメなんだよ?
―燐花が殺してね?